最弱オタクが最強ヤンキーに入れ替わり『伝説の頭 翔』実写ドラマ、原作者も出演

俳優の高橋文哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』(毎週金曜23:15～※一部地域除く)が、きょう19日にスタートする。

• 高橋文哉＝テレビ朝日提供

■高橋文哉、1人2役に挑戦『伝説の頭 翔』

『クロサギ』や『正直不動産』など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武氏の原作デビュー作として、2003年～2005年にコミック雑誌『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載され人気を博した『伝説の頭 翔』が満を持して初実写化。危多漢闘(きたかんとう)最大を誇る、1,000人を超えるヤンキーたちを従える不良チームグランドクロスを束ねる伝説の頭・伊集院翔。かたやクラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人。この最強と最弱の二人が偶然に出会い、容姿がソックリだったためにある日、人生を交換することに!? キャスト陣には、1人2役に挑む高橋をはじめ、最強のヒロインを熱演する関水渚、達人の秘密をいち早く知る翔の右腕役・菅生新樹、筋の通らないことは大嫌いなレディース総長を演じる井桁弘恵が出演。さらに、つんく♂プロデュースで、劇中を飛び出しデビューすることが決定している、達人の推しアイドルグループ・古くさい街角のスケ番ズ(関水、森香澄、志田こはく、吉田伶香)にも注目だ。

■第1話には犬飼貴丈登場

血で血を洗うヤンキーの巣窟・危多漢闘。最強チームグランドクロスを束ねる伝説の頭・伊集院翔(高橋文哉)と、万年パシリのいじめられっ子・山田達人(高橋文哉)が、翔のバイク事故を通じて初遭遇する。ケガを負い、入院することになる翔は、自分がいない間に危多漢闘の勢力図が変わることを危惧。そこで、白羽の矢が立ったのが、翔と容姿がソックリの最弱・達人。翔不在の間、達人が翔に成り代わり、グランドクロスの頭として君臨するハードな日々が幕を開ける。しかし達人もまた、命を賭けて推すアイドル・古くさい街角のスケ番ズのメンバー彩姐こと藤谷彩(関水渚)の誕生日に、ある重大な決意を固めていて……。第1話では、引きこもり気味のオタク暮らしから一転、翔として最強ヤンキーのタフな毎日を送ることになった達人の姿が描かれるが、恐ろしいヤンキーたちとの喧嘩や抗争、翔の恋人でレディースの総長・綾小路直子(井桁弘恵)とのドキドキ密室キス!? も。そこに、翔に恨みを抱く悪漢・金山大房が鑑別所から出所し、翔の首を狙うことに。

極悪卑怯王の異名を持つ金山を演じるのは犬飼貴丈。グランドクロス立ち上げ当初、傘下に入っていた暴走族の元総長だったが、卑劣な言動が目立ち破門に。過去、翔と対峙した際は、極悪卑怯王の名の通り、汚いケンカを披露したが、その卑怯さはさらに加速。センターに分けたロングの金髪、首に施したタトゥー、カエルをにらむヘビのような鋭い眼光と、一筋縄では行かないアブない男を犬飼が演じる。犬飼は2017年の『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演を務めたことで知られているが、今回、『仮面ライダーゼロワン』(2019年・テレビ朝日系)主演の高橋と夢のセッションが実現することに。

■原作者・夏原武氏がカメオ出演

さらに、原作者・夏原氏のカメオ出演も決定。達人と翔が入れ替わっていることを知る要注意人物で、翔の祖母でもある元レディース総長・伊集院紅子(飯島直子)が営むスナック喫茶紅の客として、カウンターでウイスキーをあおる。『伝説の頭(ヘッド) 翔』を「思い入れの深い作品」と公言していた夏原氏が、柄シャツにサングラスの出で立ちで、短い登場シーンながら存在感を発揮する。