泉北高速鉄道は18日、導入当初のデザインに復刻した3000系(8両)を7月31日から運行開始すると発表した。現在のデザインは車体側面に青いラインカラーと「SEMBOKU」ロゴを配しているが、復刻デザインではこれらを取り除き、当時のスタイルを再現する。

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同社の3000系は、開業時に導入された100系の後継となるステンレス車両。100系を基本としつつ、機器の集約化等で保守の軽減を図った。同社で初めて冷房装置も取り付けられた。1975(昭和50)年から導入が始まり、主力車両として10両編成から6両編成まで幅広く活躍。1990(平成2)年までに60両製造されたが、廃車等により現在は16両の在籍となっている。

長きにわたり多くの人々に愛されてきた3000系が、来年で50周年を迎えることから、特別な節目を記念し、導入当初のデザインを復刻するという。「当時を知る方にも知らない方にも、ノスタルジックな雰囲気をお楽しみいただけます」「ぜひ、ご乗車ください!」と同社。今後、デザインの復刻を記念した撮影会等のイベントも予定している。