元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が6日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【月間監督総評】広島は新井監督の手腕が試される! 中継ぎを放牧が必要な時期か? 中日立浪監督”ある程度の固定と信用! ”岡田監督”コーチの連携の責任は監督!”豊の視点で6月月間監督総評をぶった斬る!!」に出演。DeNA・三浦大輔監督の采配に感じたことを述べた。

三浦大輔監督

外野手の起用法を評価

DeNAの6月の戦いぶりを振り返った高木氏は「佐野を休ませたりだとか、逆に筒香を休ませたりだとか、これが余裕なのか……まあ余裕なんだろうな。そりゃ全部が出られるわけないから。外野手は3つしかポジションがないから」と、豊富な選手層に改めて感心。

続けて、「その中で多少、余裕もありながら刺激も入れながら、使われた佐野は打たなきゃ使われないっていうことで、そういう刺激にはなっているんだろうな」「筒香が入ってきた、度会が2軍から帰ってきた。余計に厳しさを増した外野手争いが。そこら辺がうまく機能させているなと思うけどね」と、豊富な戦力があることで、余裕と競争がほどよく生まれていると解説した。

さらに交流戦の影響についても、高木氏は「DHを使えると余計に得だからね。打てるバッターはたくさんいるし。そういった意味では、交流戦があって良かったんじゃないの」とコメント。「休ませたいなと思ってる人間が、DHに入って休みを入れながら戦えたのは大きかったなと思う」と自身の印象を明かしていた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。