元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が6月21日、YouTubeチャンネル「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」内で公開された動画「【赤星が語る】苦しんだ交流戦を終えて。」に登場。今シーズンの阪神・村上頌樹と才木浩人の違いについて語った。

赤星憲広氏

2点台前半の防御率で負けが先行する要因

「(阪神の)投手陣についていかがでしょう?」とチャンネルスタッフに尋ねられ、「才木投手いなかったら今頃最下位ですよね、たぶん」と即答した赤星氏。「だって(動画収録時点で)7つ貯金してるでしょ? これ7つ落としてることを考えたら、最下位にいてもおかしくないですね」「今年に関して言うと、苦しいところで日曜日に才木投手が必ず勝ってくれるピッチャーのひとりでいてくれてるっていうのは、すごく大きいですよね」と称賛する。

次に、赤星氏は村上にも言及。「村上くんに関して言うと、(動画収録時点で)2勝5敗、防御率2点台前半。2点台前半で2勝5敗って『ちょっとかわいそうだな』って思うじゃないですか」と述べたうえで、「ただでも、勝てない理由があると僕は思ってて。才木投手って味方が点を取ってくれない時って点をやらないんですよ、本当に。我慢する。今年のゲームを見てても1-0の完封って結構あるでしょ?」「今年の村上くんって、防御率はめちゃくちゃいいんですけど、結構ね、去年はなかったんですけど、初回に点を取られてるんですよね」と、才木と村上の違いを説明する。

そして、「5敗っていうのは、もちろんチームの援護点が取れていれば別なんですけど、結果が形として出てないのは、村上くんが先に点を取られてるっていうのがひとつあると思うので」と述べて、2点台前半の防御率ながらも、負けが先行する要因を指摘していた。

【編集部MEMO】
「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」は、読売テレビで20年以上にわたり放送されていた阪神タイガース応援番組『週刊トラトラタイガース』が、YouTubeチャンネルとして復活したもの。オープン戦から阪神の試合のハイライトなどを中心に配信している。動画には、赤星憲広氏や鳥谷敬氏ら阪神OBのレジェンドも登場し、シーズン中の阪神についての解説だけでなく、現役時代の秘話も語っている。