JR四国は2日、JR松山駅付近連続立体交差事業の高架線完成にともない、9月29日に現在線から高架線に切り替えると発表した。切替工事完了後、新しい松山駅の使用を開始し、高架線のホームから列車が発着する。
JR松山駅付近連続立体交差事業は愛媛県が都市計画事業として推進し、JR四国が高架線工事を進めてきた。高架線への切替えに先立ち、9月21日深夜から9月22日5時頃にかけて松山駅付近で事前切替工事を行う。これにともない、9月21日22時40分頃から最終列車まで、特急列車は予讃線伊予北条~松山間、普通列車は予讃線堀江~松山間で列車を運休し、バスまたはジャンボタクシーによる代行輸送を行う。
線路切替の本工事は9月28日深夜から9月29日早朝にかけて実施。切替工事にともない、両日とも松山駅発着の一部列車は部分運休を予定しており、部分運休の列車や代行輸送など、詳細は決まり次第、発表される。この切替工事により、8カ所の踏切が廃止に。交通渋滞と踏切事故の解消が期待されている。
なお、松山駅高架化にともない、高架下商業エリアも9月29日から営業を開始する予定。エリア名称は「JR松山駅だんだん通り」と命名された。