鉄道・運輸機構は、北海道新幹線 倶知安駅の駅デザイン推薦書を倶知安町から受領したと発表した。デザインイメージ3案(A~C案)の中から、A案「倶知安の四季とつながる舞台の駅」が推薦案に選ばれた。これで新函館北斗~札幌間の中間4駅すべてデザイン案が決定したことになる。

  • 倶知安駅デザインのA案「倶知安の四季とつながる舞台の駅」(提供 : JRTT 鉄道・運輸機構)

倶知安駅に関して、倶知安町から要望のあったデザインコンセプトは「羊蹄の四季の恵み ~ふるさとと世界が出会う駅~」。これをもとに鉄道・運輸機構が駅デザインの検討を進め、A案「倶知安の四季とつながる舞台の駅」、B案「羊蹄の風景が彩る壮麗な佇まいの駅」、C案「ふるさとの雄大な山々に呼応する稜線の駅」のデザインイメージ3案を倶知安町に提示した。

推薦案となったA案「倶知安の四季とつながる舞台の駅」について、「大開放ガラスの透明感が、周囲の自然環境との調和を生み出し、デザインコンセプトをよく表現している」「世界から訪れる人々とこの町に暮らす人々の出会いと賑わいを映し出し、世界的なリゾート地の玄関口に相応しい」などの意見があったという。今後はこのデザイン案をもとに駅舎設計を進めるとしている。