ミュージカル『レ・ミゼラブル』の帝劇クロージング公演キャストが26日、明らかになった。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』

同作はフランスの作家・ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に、1985年ロンドンで初演。以来、世界中で上演されており、日本では1987年の初演から愛され続けている。19世紀初頭のフランスを舞台に、ジャン・バルジャンという1人の男の人生を軸にして社会情勢や民衆の生活を描いていく。

ジャン・バルジャン役には、吉原光夫、佐藤隆紀、そして2023年末に劇団四季を退団した飯田洋輔が新たに加わる。ジャベールは伊礼彼方が続投し、2019年〜21年にアンジョルラス役を務めた小野田龍之介、2007年〜09年にアンサンブルで出演後ドラマ『科捜研の女』シリーズに出演する石井一彰が新キャストに。

ファンテーヌ役はこれまでエポニーヌ役だった昆夏美、生田絵梨花が役替わりとなり、木下晴香が初参加。生田は2017年〜19年にコゼット、2021年にエポニーヌ、そして今回ファンテーヌ役で同作3役目なる。エポニーヌ役は比久知奈が続投し、ミュージカル『ビートルジュース』、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』に出演する清水美依紗、東京出身で2019 年にソウル大学校音楽大学声楽科に入学するため韓国へ渡航、韓国版ミュージカル『レ・ミゼラブル』(23〜24年)のエポニーヌ役を務めたルミーナが登場する。

マリウス役は三浦宏規が続投、ミュージカル『新テニスの王子様』、および『テニスの王子様』4th シーズンで手塚国光役を演じた山田健登、『ニュージーズ』『グリース』『アニー』などに出演する中桐聖弥が初登場。コゼット役は加藤梨里香、敷村珠夕が続投し、本作にてミュージカル初出演となる水江萌々子が抜擢された。

テナルディエ役は駒田一、斎藤司、六角精児に加え、2017年〜19年公演にアンサンブルで出演した染谷洸太が新キャストに。マダム・テナルディエは森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな全員が続投となる。そしてアンジョルラスは木内健人に加え、2023年に劇団四季を退団した小林唯、2021年公演にアンサンブルで出演した岩橋大が登場。岩橋は今回アンサンブルも兼任する。

東京公演は帝国劇場にて12月20日〜2025年2月7日(プレビュー公演:12月16日〜19日)、大阪公演は梅田芸術劇場 メインホールにて3月2日〜28日、福岡公演は博多座にて4月6日〜30日、長野公演はまつもと市民芸術館にて5月9日〜15日、北海道公演は札幌芸術劇場 hitaruにて:5月25〜6月2日、群馬公演は高崎芸術劇場にて6月12日〜16日。

キャスト一覧

ジャン・バルジャン:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔★
ジャベール:伊礼彼方、小野田龍之介☆、石井一彰☆
ファンテーヌ:昆夏美☆、生田絵梨花☆、木下晴香★
エポニーヌ:屋比久知奈、清水美依紗★、ルミーナ★
マリウス:三浦宏規、山田健登★、中桐聖弥★
コゼット:加藤梨里香、敷村珠夕、 水江萌々子★
テナルディエ:駒田一、斎藤司、六角精児、染谷洸太☆
マダム・テナルディエ:森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人、小林唯★、岩橋大☆

★…初出演
☆…役替わり出演