JR東日本は12日、夏の期間(2024年7~9月)に追加で運転する臨時列車を同社サイト上に公開した。房総地区で活躍した特急形電車255系を使用する臨時列車として、9月7日に特急「ビューさざなみ」、9月8日に特急「ビューわかしお」が設定された。

  • JR東日本の特急形電車255系。今年3月のダイヤ改正まで特急「しおさい」で活躍した

255系は1993(平成5)年に登場し、房総方面の特急列車に使用されてきた直流特急形電車。2005年まで「ビューさざなみ」「ビューわかしお」の愛称で活躍したという。今年3月のダイヤ改正まで、おもに総武本線経由の特急「しおさい」で使用された。現在、255系の定期列車はなくなっているが、臨時列車等で運行する場合がある。今夏も特急列車の「新宿さざなみ1・4号」(新宿~館山間)、「新宿わかしお1・2号」(新宿~安房鴨川間)、下り「わかしお89号」(東京発安房鴨川行)において、一部の運転日に255系(9両編成、全車指定席)を使用する予定となっている。

これらの列車に加え、9月7・8日の特急「ビューさざなみ」「ビューわかしお」も255系(9両編成、全車指定席)を使用する。9月7日は「ビューさざなみ」として、下りは東京駅9時15分発・館山駅11時18分発、上りは館山駅15時6分発・東京駅17時6分着で運転。東京~館山間で途中の蘇我駅、五井駅、木更津駅、君津駅、浜金谷駅に停車する。

9月8日は「ビューわかしお」として、下りは東京駅7時34分発・安房鴨川駅9時55分着、上りは安房鴨川駅14時54分発・東京駅17時6分着で運転。東京~安房鴨川間で途中の蘇我駅、大網駅、茂原駅、上総一ノ宮駅、大原駅、御宿駅、勝浦駅に停車する。