元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が5月31日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「名球会 ラミレス・内川の苦手だった投手&'17年日本シリーズ舞台裏【バッターズバイブル】」に登場。監督として一番重要だと思うことを語った。

アレックス・ラミレス氏

線を引かないといけない

古田敦也氏が「ラミちゃんさ、監督やっててさ、何を大切に監督業をやってたの?」と質問を投げかけると、ラミレス氏は「選手、コーチ、監督の線を引くのが難しい。その線がとても重要だ」と返答。さらに、「コミュニケーションが大切だと思う人が多いが、そのためには選手といつも話さないといけない」といい、「選手とのコミュニケーションはコーチに任せて、監督は質問してフォローすればいい。監督と選手が直接やり取りしなくてもいい。こういうことが一番重要だと思う。そのプロセスを学ばないといけない」と自身の考えを打ち明けた。

また、ラミレス氏は「いろんな友情があるでしょう? 例えば2軍で一緒にやってたとする。僕が監督になって相手が1軍に昇格したら、毎日起用してもらいたいでしょ?」と前置きした上で、「『なんで僕が出ないんだ?』って思われても、打ってないから他の選手を使わないといけない」「だから線を引かないといけない。それが監督として一番重要なこと」だと持論を述べていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。