2021年『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)への出演をきっかけに、芸歴3年目で大ブレイクを果たした元自衛官芸人のやす子。おなじみの「はい~」は聞かない日はないほど、メディアに引っ張りだこだ。ブレイクから3年経つ現在もその勢いは衰えず、多くのレギュラーを抱える。

5月3日、やす子は「Rakuten GirlsAward 2024 SPRING/SUMMER」にシークレットゲストとして出演するため、東京・国立代々木競技場第一体育館を訪れていた。今回の出演は「サンジャポ」ファミリーとの出演で、爆笑問題や藤田ニコルらとランウェイを盛り上げた。その出演後、わずかな時間で取材に応じてくれたやす子。多忙な日々をどう過ごしているのか話を聞いた。

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    やす子 撮影:田中景子

――現在お仕事がとてもお忙しいとお聞きしました。

はい~。でも忙しいほうがうれしくて。スケジュールは埋まっているほうがいいんです。月に3回お休みがあると不安になってしまって…。マネージャーさんに仕事入れてくださいと言うんですけど、マネージャーさんが『俺が持たないから』って(笑)。2人で相談しながらスケジュールを組んでいます。休みの日の過ごし方は…寝ていたらだいたい終わってしまいます(笑)。

――大人気のやす子さんでも休みが「怖い」と感じるのですね。

やっぱり、波がある世界なので仕事はあるだけあったほうがうれしいです。仕事があるのが当たり前ではないので。それでも休まないわけにはいかないので、自分のキャパシティーと相談しつつ、ですね。体が資本なので体と心と相談しながらスケジュールを埋めていっています。忙しくさせてもらっていますが、心と体のバランスはかなり取れていると自分では思っています。自分の機嫌の取り方もだんだんと分かってきて、仕事がやりやすくなりました。

――自分の機嫌の取り方とは?

不安になった時、その不安要素を箇条書きで書き出しています。そうすると、「私って、意外とたいしたことで悩んでいなかったな」と思えるんです。それを一つ一つ解決していくのと、あとはお風呂に入ったり、歌ったりして機嫌をとっています。オンとオフの切り替えもこの業界に入ってから得意になりました。仕事から帰宅して自炊しているときに収録のハイテンションをちょっとずつ下げて“オフ”にしています。切り替えは芸能界に入ってからすぐに出来ていたわけではなく、時間かかりました。出来るようになったのは2年くらい前からです。

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――やす子さんはSNSでエゴサをされているとお聞きしました。

エゴサはよくします。バラエティ番組は基本的に収録したものを放送するので、収録した日から時間を空けて世に出ます。視聴者さんの反応を見て、客観的に自分を見ることができるというのがエゴサをする1つのメリットですね。「やす子を見ていると元気が出る」という投稿を見かけると「よかったな」と思えます。

――ネガティブな意見も目に触れるかと思いますが。

そうですね。なかにはネガティブな意見もありますが、あまり真に受けないようにしています。攻撃的なアカウントはすぐにミュートします。ミュートしてブロック、引きづらないようにしています。

――お忙しい中だと思いますが、やす子さんが最近「やりたいこと」は何ですか?

引っ越しです。“港区女子”になって約1年くらいなのですが、1LDKだと思って引っ越ししたら、部屋だと思っていた部分がウォークインクローゼットで……。やらかしてしまいました。その部屋は内見せずに決めてしまったんですよ。次はちゃんと引っ越す前に内見をするのが目標です(笑)。

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■やす子
1998年9月2日生まれ、山口県宇部市出身。2019年にピン芸人としてデビュー。2021年の元日に放送された『ぐるナイ おもしろ荘』への出演をきっかけに大ブレイク。元自衛官という異色のキャリアを活かしたネタで注目を集める。2024年には『ぐるナイ』の人気企画「ゴチ」に新メンバーとして加入し、『ぐるナイ』に“凱旋”。芸人、タレント業などさまざまな活動を展開している。