現在41歳のソニン。40代になり心と体の年齢の差を感じているという。

「心は20代だなと思っていますが、体はどんどん老いていって、差が開いているなと。40代を超えて特にそのギャップを感じます。気持ちは若くても体は違うステージになっているので、無理をしてはいけないなと考えるようになりました」

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そして、「気持ちはずっと若くいたい」と言い、「攻めの姿勢がなくなってしまうと、仕事もつまらなくなってしまうと思うので。モチベーションやエネルギーの分量はずっと20代のままでいたいと思っています」と力強く宣言。

「私は新しいことに挑戦するのが好きなんです。だから40代もチャレンジ精神を持ち続けていきたい。それは20代と同じことをしたいということではなく、今の自分だからこそ生まれる新しいアイデアとか、大人になったからこその表現とか、そういった意味でチャレンジを続けていきたいなと。保守的というのがあまり好きではないので」と語った。

また、「年齢にとらわれたくない」という思いも吐露。

「40代というのもあまり言いたくないんです(笑)。日本は年齢にとらわれやすく、年齢を気にする人が多いですが、今のありのままの私を見てほしいので。これからも年齢にとらわれることなく、常に攻めの姿勢で今だからこそできるチャレンジをしていきたいと思います」

舞台と映像の両方で活躍しているソニン。「両方それぞれ良さがある」と言い、相乗効果も感じているという。

「映像は、舞台とは比べ物にならないくらいたくさんの人に見てもらえる。多くの人に知ってもらうというのは舞台をやっていく上でも必要なことだと思っています。舞台は、3時間ずっと観客の皆さんと一緒にいられる。その人たちはチケットを買って、お金と時間をかけて劇場に来てくださって、その人たちだけのために空間をシェアするという、本当に贅沢だし、映像にはない興奮があります。演じ方も違うので、私は違う職業だと思っています」

そして、「映像をやると舞台に戻りたくなって、舞台をやると映像を思い出して。行ったり来たりしながら私自身も成長できていると感じているので、これからも両方やっていきたいなと。本当に両方愛しています」と語った。

恋愛や結婚について描かれる本作。ソニンは「別に結婚したくないというわけではないですが、周りにいる同じぐらいの世代の人たちの中には『結婚ってする必要ある?』という人もいて、その考え方も今の時代は全然ありだと思うので、妥協はしたくないなと思っています」と結婚観も語る。

「『本当に結婚したいの?』『本当にパートナーは必要?』と聞かれると、もう自立しているので、ここで違う人の人生が入ってきたらどうなるんだろうと思うんです。そう考えると無理はしなくていいかなと。女性は子供を産むか産まないかという問題がありますが、早くしなきゃと焦って自分を見失う判断をするのも違うと思うので。本当に一緒にいたいと思う人が見つかったら結婚したいと思います」とにっこり。「うちの姉も『結婚イコール幸せではない』とよく言っていますし、確信が持てるパートナーに出会ったら結婚しようと思います」と話していた。

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■ソニン
1983年3月10日生まれ、高知県出身。2000年に音楽ユニットで歌手デビュー。翌年よりソロ活動を開始し、2002年に発表したシングル「カレーライスの女」が大きな話題を呼ぶ。以降女優としても活動を開始。2012~2013年に文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間アメリカ・ニューヨークに留学。2015年に『RENT』『トロイラスとクレシダ』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』で第41回菊田一夫演劇賞を、2018年に『1789 -バスティーユの恋人たち-』『マリー・アントワネット』で第26回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した。近年ではテレビ朝日系ドラマ『となりのチカラ』(22)、日本テレビ系ドラマ『大病院占拠』(23)、『新空港占拠』(24)など映像作品にも多数出演。