2024年4月22日より「Tポイント」と統合した新しいVポイント。ただいま様々なキャンペーンが実施されており、Vポイントアプリでは、「ぶいぶい誕生祭」として、6月30日まで1日1回毎日まわせるガチャが出現中です。1等10000ポイント、2等100ポイント、3等1ポイントのVポイントがもらえます。ハズレなしなので、最低でも1ポイントはもらえます。さらにWチャンスとして、ガチャに参加した人の中から、抽選で10名様に100万ポイントがプレゼントされるという。太っ腹な企画も実施中です。

「20%還元」の条件は?

さまざまな条件をクリアすると、最大20%還元される仕組みのVポイントポイントアッププログラム。最大20%とはこの値上がり時にはとても魅力的に聞こえます。果たして、簡単に20%還元に到達することができるのでしょうか。

このさまざまな条件をまとめると、

(1)対象店舗(主な店舗セブンイレブン、ローソン、マクドナルド、すき家、ドトール、サイゼリヤなど)での支払いをタッチ決済にすると7%還元になりますが、差し込みで決済すると5%になります。

(2)家族ポイントでプラス5%還元は、家族1人につき1%、最大5%還元。カード本会員の家族を家族プログラムに登録する必要があります。

(3)Vポイントアッププログラムでプラス8%還元にするには、Oliveアカウントを作成してアプリログイン、選べる特典でVポイントアッププログラムプラス1%を選択し、SBI証券の利用、外貨預金、住宅ローン、SMBCモビット、住友生命といった各種要件を満たす必要がある。

(2)の家族登録と(3)のVポイントアッププログラムのハードルが高いので、最大20%の恩恵を受けられる人は、限られるでしょう。

現実的な還元率は10%前後か

(1)と(2)は比較的理解しやすいのですが、(3)の条件が複雑だったり、そもそも利用の予定がないものも含まれていそうです。では、できそうな範囲で試算をしてみましょう。

(1)の7%還元と(3)のOliveアカウントを申し込み、アプリログイン、かつ選べる特典で、Vポイントアッププログラム+1%を選択すると、プラス2%の合計9%そして、SBI証券で、メインポイントを青と黄色のVポイントに設定し、Vポイントカード登録と三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)をすることで、プラス2%で合計11%さらに家族登録ができれば、その分還元率が高くなります。

すべての支払いに適用されるわけではない

ただし、これはあくまでも、対象のコンビニや飲食店で支払った場合ですので、全ての支払いにこの還元率が適用されるわけではありません。普段の支払いの還元率は0.5%とお世辞にもよいとは言えませんが、スマホのタッチ決済をすれば、プラス0.5%還元なので、実質の還元率は1%になります。しかし、スマホのタッチ決済は原則1万円を超えるとできなくなり、差し込みでの決済となるため、還元率は0.5%になります。

結論としては、対象のコンビニやファミレス、ファーストフードをよく利用する人ならお得な還元率であると言えるでしょう。ただし節約アドバイザーとしては、この対象となる店舗は出費が増える原因にもなり、見直し対象であるため、すごくおすすめです! とは言いにくいのが正直なところです。

SBI証券×三井住友カードの還元率について

以前の記事の中で、クレカ積立についてご紹介しました。その時は、上限10万円になるかならないか、なった場合の付与率について記事を作成しました。ちょっと遅くなりましたが、関連するので続報をおまけにつけます。公式HPでも確認ができますが、積立額の最大5%のVポイントがもらえます。しかしこの付与率は2024年10月買付分まで(予定)となり、それ以降の11月買付分は、ポイント付与率の変更を予定しているそうです。確かに投資信託の積立をして、毎月最大5,000円分のポイントはさすがに、大盤振る舞い過ぎますね。とは言え、現金で積み立てるよりもお得であることは間違いありません。

総括すると、今回のVポイントでお得になる人物像としては、よくコンビニやファーストフードへ行ってタッチ決済をして、SBI証券でメインポイントをVポイントにしてかつNISA口座に毎月10万円ずつ投資信託を三井住友カードで積み立てている人となりそうです。