ミュージカル『ミス・サイゴン』が2026年に上演されることが24日、明らかになった。
同作は『ミス・サイゴン』は、プロデューサー:サー・キャメロン・マッキントッシュ、作:アラン・ブーブリル、作曲:クロード=ミッシェル・シェーンベルクという『レ・ミゼラブル』を世に送り出したチームの第2弾として製作されたミュージカル。1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねている。
舞台はベトナム戦争末期、陥落間近のサイゴン。エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女・キムと米兵クリスの2人の愛、サイゴン陥落でのドラマティックな別離、そして、戦後の運命的な再会、キムの子タムへの究極の愛をすべて歌で表現する。サイゴン陥落のシーンでは、舞台に実物大のヘリコプターが登場する。
2012年からは、2004年にイギリスで初演されたスピーディさとドラマティックさを併せ持った新演出版で、ロンドン・ウェストエンドとニューヨーク・ブロードウェイに先駆けて日本全国各地で上演された。2014年、2016年と帝劇ほか全国で公演を行い、2020年に5月から9月にかけて帝劇及び全国8都市での公演を予定していたが、新型コロナ感染防止のため全日程が中止に。しかし、2020年公演に出演予定だったキャストの殆どが集結し、2022年7月に帝劇で開幕、11月の埼玉・川越まで全国において、日本初演30周年記念公演を上演した。
このたび、2026年に4年ぶりの上演が決定。2026年〜2027年の全国公演に向け、次世代を担うキャストを見出だすオーディションを大々的に開催する。日本初演キャストの市村正親や本田美奈子.以来、さまざまなキャストを輩出した全キャスト・オーディションとなる。