東京建物、Hotel Properties Limited、Four Seasons Hotels & Resortsの3社は5月17日、「フォーシーズンズホテル」と分譲マンション「Brillia Tower 堂島」が一体となったプロジェクト「ONE DOJIMA PROJECT」(大阪市北区)が竣工したことを発表した。

  • 「ONE DOJIMA PROJECT」外観

本物件は、フォーシーズンズホテルと分譲マンションとの超高層複合タワー開発としては日本初のプロジェクト。建物地下1~2階・28~37階にホテルフロアを整備。建物自体をアート作品として捉え、上層階の建物形状を徐々にセットバックさせ、3種類のバルコニーを組み合わせることで、水都大阪にふさわしいヨットの帆をほうふつとさせるシンボリックな外観となっている。

  • 建物全体

  • 建物上層階

マンションフロアでは、大阪市内を一望できる最上階の貸切利用可能なパーティールームのほか、フィットネスルームやワーキングブースなど、多様なニーズに応えた共用施設を整備している。

  • ザ・ペントハウス(最上階 パーティールーム)

  • ギャラリーコリドー(2階)

マンション共用空間のインテリアデザインは、Piet Boon(ピエト・ブーン)氏によって創設されたStudio Piet Boonがコーディネートした。ウェルウッドの協力のもと、森美術館館長を務めたキュレーター兼美術評論家の南條史生氏がアートを監修し、国内外で活躍する彫刻家の名和晃平氏やメディアアーティストの落合陽一氏など、世界で活躍するアーティストによるアート作品約50点を共用部等の各所に設置している。また、南條氏によりキュレーションされた作品の他にも多数のアート作品が共用部を彩る。

  • 名和晃平「Trans-Mio」

  • 落合陽⼀「流転する森羅万象:堂島における計算機⾃然の旅路」