元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏が4日、YouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』で公開された動画「【パリーグ戦評】山川の加入がやはりデカい! ソフトバンクは最後までぶっちぎる!」に出演。今シーズンの西武について語った。

大久保博元氏

今の西武には「嫌われ役を買って出る人」が必要?

今シーズンの西武について、デーブ氏が「ピッチャーはもう半端じゃなくいいよ」と自身の印象を明かし、高橋光成や平良海馬ら先発陣の名前を列挙していくと、今回のゲストである石川雄洋氏は「そう考えたら『負けるか?』って思いますもんね」と本音をこぼすことに。

また、デーブ氏が「西武ってバッテリー中心に守るって何十年もそれで来てるんだけど、結局勝つ時は打つのよ、この球団は」と話すと、石川氏は「それこそデーブさんがやってる時とか打線やばかったじゃないですか」と指摘。デーブ氏も「半端じゃなく打った。200発打ったんだから」とうなずき、自身が同球団のコーチを務めた2008年や、2010年のシーズンに言及した。

この話に、石川氏が「ピッチャーももちろんいいんですけど、打線のイメージ。そう考えたらちょっと切なさもあるんですけど」と感想を漏らすと、デーブ氏は「嶋という打撃コーチと高山という打撃コーチを見ると、どちらもめちゃくちゃ優しい。監督も優しい。平石ヘッドコーチも優しい」とコーチングスタッフの人間性を説明した上で、「だから適度なストレスをかける人が、わざとかける人がいなきゃいけないんだと俺は思う」と主張。

さらに、デーブ氏は「嫌われ役を買って出る人。『何してんだオラ!』みたいな」「レギュラーで出てる源田とかに『お前がランナー進めないで誰が進めるんだよ!』みたいなのを(言って)、試合中にピリッとさすとか。終わってミーティングで(そういうことを)言える人が俺は必要だと思うね」との持論を述べていた。

【編集部MEMO】
デーブ大久保チャンネル』は、西武の一軍打撃コーチ、楽天の監督、巨人の一軍打撃チーフコーチなどを務めた、元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏によるYouTubeチャンネル。清原和博氏や愛甲猛氏、広澤克実氏、槙原寛己氏をはじめとするレジェンド選手をゲストに迎えた動画が人気を博しているほか、野球界のニュースや自身の近況についてもトーク。巨人のコーチを退任する際には、原辰徳前監督からの招聘秘話、コーチ就任時の率直な心境を涙ながらに語った動画が注目を集めた(※動画「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」にて)。