ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』の公開ゲネプロが23日に東京・日比谷シアタークリエで行われた。

  • ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』

同作は、シアタークリエ・帝国劇場・全国の大劇場で例年上演を続けている音楽朗読劇VOICARIONシリーズで原作・脚本・演出を手掛けている藤沢文翁による朗読劇のミュージカル化作。2022年に初演を迎え、今回が2年ぶりの再演となる。19世紀ヨーロッパの華麗なる音楽黄金期を舞台に、天才ヴァイオリニスト・ニコロ・パガニーニ()が悪魔・アムドゥスキアスと血の契約を結び、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らし世界を熱狂させてゆく姿を描く。

■ミュージカル『CROSS ROAD ~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』開幕

パガニーニと契約し、彼の命と引き換えに天才的な演奏を叶える音楽の悪魔アムドゥスキアスを中川晃教が初演から引続き演じ、音楽の才能はあるが天才ではないことに苦しむパガニーニは、初演でも同役を務め苦しみながら音楽をひたすらに愛した音楽家を表現した相葉裕樹、今回が本作初出演となり東宝ミュージカル初主演を飾る木内健人のWキャストで演じる。ほか加藤梨里香、有沙瞳、元榮菜摘、坂元健児、山寺宏一、畠中洋、春野寿美礼ら個性的で実力派の面々が作品を彩る。23日の公開ゲネプロではWキャストを木内、有沙、山寺が務めた。

21日に日比谷シャンテで行われた初日前囲み取材では、中川が「ここ、シャンテ3階では、パネル展が今開催されていますが、こういった場所がまた一つハブとなって、この作品が様々な形で様々な人の心を魅了する作品になっていくように、心から願っていますし、その一員として、アムドゥスキアスという悪魔を一生懸命演じていきたいと思います」と展示をアピールしながら意気込み。

木内は「初日開いてからがスタートだなと思っていますし、何よりダブルキャストの相葉くんとしばらく会えないのが本当に寂しいんですけれども、キャスト一同、この作品を盛り上げていきたいと思います」と語った。

東京公演は日比谷・シアタークリエにて4月22日~5月12日、 大阪公演は新歌舞伎座にて5月17日~19日、福岡公演は博多座にて5月24日~26日。