鉄道博物館(さいたま市)は、現在開催されている「驚・収蔵展」(6月17日まで)の関連イベントとして、「青春18きっぷ」ポスターを35年間制作し続ける込山富秀氏と、2000年から撮影に関わる鉄道写真家の長根広和氏によるトークショーを5月26日に開催すると発表した。

  • 「青春18きっぷ」ポスターの原型ともいわれる「Tokyo Train」ポスター(鉄道博物館所蔵)

「驚・収蔵展」は、鉄道博物館の収蔵資料約67万点の中から、2007年の開館以来展示される機会のなかった資料や、近年収蔵したさまざまなコレクション資料を中心に展示している企画展。ポスターコーナーでは、四国にフォーカスを当てた「青春18きっぷ」と、愛媛県内を走る観光列車「伊予灘ものがたり」のポスターを中心に展示している。

その関連イベントとして、「青春18きっぷ」ポスターを1990年から35年間担当してきたクリエーティブディレクターの込山富秀氏、鉄道会社のポスターや時刻表の表紙写真を手がける鉄道写真家の長根広和氏による本音トークを開催。「青春18きっぷ」ポスターはどのような視点で企画され、生まれてきたのか、制作者たちは鉄道をどうとらえ、表現の変遷の背景には何があったのか、資料映像とともに語ってもらうとのこと。会場では、両氏選定の「青春18きっぷ」ポスターや、それらの原型ともいわれる「Tokyo Train」のポスターも5日間限定(5月22~27日)で現物展示される。

  • 「青春18きっぷ」のポスターも展示される(鉄道博物館所蔵)

  • 展示されるポスターの一部(鉄道博物館所蔵)

トークショーは鉄道博物館「てっぱくホール」を会場に、5月26日の13時から約60分開催(12時開場)。入場料は無料だが、鉄道博物館の入館料が必要となる。定員は100名で、立見も可能だが先着順のため、定員になり次第、受付を終了する。