Modern Standardは4月16日、年収1,000万超えプレイヤーが選んだ「住みたい街ランキング2024」を発表した。調査は2023年1月1日~2023年12月31日、高級賃貸・売買サービス「Modern Standard」に掲載された東京23区の賃貸物件のうち、年収1,000万円以上の物件成約者をエリアごとに集計し、ランキング化した。
年収1,000万円超えプレイヤーが選んだ住みたい街は?
昨年の6位から5ランクアップした「勝どき(中央区)」が1位に選ばれた。勝どきは、「パークタワー勝どき」を筆頭にそのエリアを代表するタワーマンションが誕生し、2位以下を圧倒的に引き離しトップの座についた。また6位には、昨年の18位から大幅にランクアップした「海岸(港区)」が入り、湾岸エリアにおける再開発の盛り上がりがみられる。
続いて2位は「白金(港区)」が選ばれた。白金エリアには「白金ザ・スカイ」など新たなタワーマンションが次々と誕生し、今回初のランクインとなった。同様の理由で、5位「西新宿(新宿区)」にも「ラ・トゥール新宿ファースト」「シティータワー新宿」といった新たなタワーマンションができたことにより、本ランキングの開始以来初のベスト5にランクインした。
その他、4位「赤坂(港区)」、8位「六本木(港区)」、10位「神宮前(渋谷区)」は、4年連続でベスト10入りしたことから、不動の人気を得ていることがわかる。
ランキング対象者のエリアごと平均年収、職業、住みやすさスコアを調査
上位5つのエリアは、ランキング対象者のエリアごと平均年収、職業割合、住みよさスコアも調査した。ランキング対象者のエリアごと平均年収を高い順に並べると、1位は「白金(港区)」の3,711万円、2位は「三田(港区)」の3,082万円、3位は「西新宿(新宿区)」の2,423万円、4位は「勝どき(中央区)」の2,220万円、5位は「赤坂(港区)」の1,659万円となる。
勝どきの住みよさスコアは、他のエリアと比較すると少しポイントが低くなっているが、このエリアのタワーマンションは共用施設が充実していることが特徴。そのため、大手企業に勤めている人から、インフルエンサーやクリエイターにも選ばれている。また2024年3月には、お散歩圏内に「ららテラス HARUMI FLAG」がオープンし、今後はさらに生活利便性も高くなっていくことが予想される。
白金はランキング対象者のエリアごとの平均年収が、ベスト5の中で最も高く3,711万円となった。緑豊かな施設や歴史的な建築があり、洗練された雰囲気のある街並みから、医療関連の従事者含め、大手企業に勤めている人に選ばれている。今後、白金高輪駅と品川駅を接続させる計画があるため、交通利便性の向上も見込める。
三田は、閑静な住宅街も広がり、高級低層マンションや最高級マンションシリーズが存在するエリア。エリアごとの平均年収は3,082万円となり白金に続く2位となった。三田駅に加え、田町駅、麻布十番駅なども利用できる交通利便性の高さや、教育環境が充実していることもあり、ビジネスパーソンからファミリーまで幅広い層に高い支持を得ている。
赤坂は、ベスト5の中で住みよさスコアの平均値が4.7と一番高い結果になった。ビジネス街へのアクセスの良さ、東京ミッドタウンなどのおでかけスポットがあることがスコアに影響していると考えられる。伝統・国際・ビジネスといった様々な顔を持ちあわせ、2024年も新たな商業施設がオープンする予定となっており、多くの人から今後も選ばれるエリアとなることが予想される。
西新宿はビジネスや観光のイメージが強いエリアだが、交通利便性が高いことはもちろん、新宿中央公園などの大きな公園がありスーパーも点在している。このことから居住にも適しており、生活利便性のスコアが最高値の5.0となっている。また職業割合は、ベスト5の中では最も医療関係の従事者が多い結果となった。