キャンプに最適な季節がやってきた。ゴールデンウィークあたりには山側もかなり過ごしやすくなっているだろう。新たなギアを買い足したり、車をカスタムしたりするなら……今でしょ!

というノリで4月6日、7日、アウトドアイベント「GOOD OPEN AIRS 2024」が開催された。会場となった横浜・海の公園には多くのキャンプ好き、アウトドア好き、クルマ好きが集結し、大きな賑わいを見せた。今回はそのイベントの様子をレポートしたい。

▼アウトドア仕様の特別車がズラリ!「GOOD OPEN AIRS 2024」

2年ぶりの開催となったアウトドアイベント「GOOD OPEN AIRS」は、トヨタモビリティ神奈川が運営するアウトドアショップ「GOOD OPEN AIRS myX」が主に運営を担っている。

「4月のタイミングで開催するのは、アウトドア・アクティビティがハイシーズンを迎えるということもありますが、各アウトドアメーカーが新作を出すタイミングでもあるので、そのお披露目の意味も兼ねています。アウトドア向けにアレンジしたトヨタ車も多く並べていますが、ぜひクルマやアウトドアギアを見ながら、より楽しいモビリティライフを想像していただけると嬉しく思います」(GOOD OPEN AIRS 実行委員会・担当者)

その言葉のとおり、会場にはトヨタのカッコいいカスタムカーがズラリと展示されていた。こっ、これは確かに夢が広がる……。

超オフロード仕様にカスタム&リフトアップされたランドクルーザー プラドに……

ルーフテントを積んだ旧型のランドクルーザー。

そしてカーサイドタープをルーフに搭載した旧型ランクルや……

バッチバチにカスタマイズされたハイラックスも!

水道も完備した荷台部分は、もはや立派な部屋。ルーフテントやカーサイドタープも備わっており、見事なキャンピングカーに仕上がっている。

数あるクルマの中でも抜きん出た存在感を放っており、数あるクルマの中でも一際目を引いていた印象だ。く〜、超カッコいい……!!

このRAV4もめちゃカッコよかった! もちろんRAV4はSUVだが、どちらかというと都会的なイメージが強かったのだが……

アメリカでトップシェアを誇るキャリアメーカー「ヤキマ」のルーフトップやヒッチキャリアで完全なるアウトドア仕様に。

ヒッチキャリアはパーツを組み替えることでテーブルとしても使えるし……

収納ボックスを積むこともできる。ちなみに、下段にあるのは水道用のタンク。もちろん、このまま公道を走行することも可能だ。こんなRAV4があれば、週末のキャンプもめちゃくちゃ楽しいだろうな〜。

物欲刺激されまくりな最新アウトドアギア

テント&タープエリアにはさまざまなアウトドアメーカーのテントが所狭しと並んだ。

デザイン性と機能性に優れた「鎌倉天幕」のテントや……

お洒落キャンパー御用達の高級ブランド「ムラコ」のテントも。しかも、多くはセール価格で売られていてお買い得!

ムラコのブースでは発売前の新型チェアも発見! 折りたたみ方が独特で……

背もたれを前に畳んで……

こう。これならクルマのラゲッジスペースの隙間部分に入れられそうだ。何よりデザインがカッコよすぎて、物欲が刺激されまくり……!

ギアのエリアでは「ナンガ」のブースを発見。ダウンジャケットとかが人気だが、ルーツは寝袋をメインとした寝具で、その性能の高さは折り紙付き。

この日はイベントでしか販売しない限定カラーがズラリと並んでいた。しかも、価格も通常モデルより随分お買い得とのこと。

インラインではラインナップされていない、パキッとしたイエローの寝袋が目を引く。めちゃカッコいいし、めちゃ温かそう。冬場もキャンプに出かけるガチ勢にとって、さぞ心強い味方なのだろう。

フィッシングとキャンプのギアを製造している国内メーカー「ベルモント」のブースも捕捉!

大量のシェラカップやカトラリーなどがセール価格でドカン!と並んでいる。

今季登場したばかりの新作もお披露目。こちらはさすがにセール価格ではない。新作の中で特に人気だというのが……

この山箸! 学校の先生が黒板を指すときに使うあの棒のようなシステムで伸縮するタイプで、縮小させることで写真左のサイズにまで縮むという。これはめちゃ便利そうだ。よし、買おうかな……と思ったら人気すぎて即完だったようだ。う〜ん、残念!

おっと、アウトドアスポーツメーカー「シマノ」のブースも発見。この日提案していたのは「ライド&フィッシュ」というライフスタイルで、要するに自転車を使い、ポイントを変えながら釣りを楽しむという新提案である。自転車部品と釣具を手掛けるシマノならではの発想だ。

「昔から、ママチャリで釣りに出かける釣り人はいました。でも、クロスバイクやグラベルロードで釣りに出かける人はあまりいません。でも、釣りと自転車の相性がいいことは間違いないんです。『ここでは釣れないから、もう少しあっちのほうに行ってみよう』と細かくポイントを変えることはクルマではできません」(シマノ担当者)

展示されている自転車とその装備を見ていると、確かに釣りと自転車の相性はかなりよさそうな気がしてくる。

これなら1日中あらゆる釣りポイントを試せるから飽きなさそうだし、実際に釣果のほうにもいい影響が望めそうだ。

他にも、蒸しパン体験コーナーや……

オリジナルブレスレットやマルチハンドルが作れるワークショップや……

SUPの体験コーナーなど、会場ではあらゆる遊び体験の場が設けられていた。

アウトドアの楽しみ方を全方位的に提案してくれた「GOOD OPEN AIRS 2024」。「今年は車にカーサイドタープを設置したいな」「自転車で釣りができるよう、車にサイクルキャリアを取り付けてみようかな」など、想像力を掻き立ててくれる夢に満ちたイベントだった。今年参加できなかった人も、来年はぜひ!