お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平が1日、バラエティ番組『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)の公式YouTubeチャンネル『ナンタラちゃんねる』に出演。スタッフとのわだかまりに苦しんだ過去を明かした。

スタッフへの冷たい態度でできた“心の傷”

有田哲平

この日に公開された動画では、“ブチギレ”エピソードを披露。スタッフに怒鳴ったことがあるという上田晋也に対し、有田は、「俺の場合は、長期戦になってる」とスタッフとのトラブルを吐露。「“絶対にしないでくれ”っていうことをしちゃったことがあったじゃない?」ときっかけを語りつつ、「そこからあいさつはするけど、話しかけられてもしゃべらない。無視じゃないけど、“はいはい、そうっすね”みたいな。明らかに相手に、“おかしいな……”と分からせる感じをやってたの」と、冷たい態度を取っていたことを打ち明けた。

有田の雰囲気を感じ取った番組側は、親睦会を開いたというが、「いつもしゃべんなくていいことまでしゃべる男が、“そうっすね。まあ、はい”みたいな。ずっとそういう態度を取ってた」と振り返って苦笑い。そのため、相手に嫌われても仕方がないと思っていた有田だったが、「オンエアを観たら、ちゃんと頑張ってるところを使ってくれてた」と話し、「向こうは、感情を乗せてなかったのね。俺は俺で本番はちゃんとやる、向こうは向こうでちゃんとやるっていう感じのプロ同士だった。そんなところまで見てくれてるの? っていう編集までしてくれたの」と振り返った。

「それでだんだん、すげーなって。これだけ嫌な態度してたら、俺が総合演出なら“アイツ腹立つな”って切っちゃう。俺もそういうことされたことあるから」と心境を語った有田。「ちゃんと使ってくれてたから、だんだんヤバいなって。なんか、心の傷みたいなのができちゃって……」とポツリ。その後、相手が番組を離れることになり、「打ち上げがあったわけよ。夜中の3時とかになって、酒も飲んで、一人ずつあいさつして」と話しながら、「“俺はすごく生意気な態度ばっかり取ってたのに、ちゃんと使ってくれてて……”っていう話をしたとたん、涙がバーッと出てきちゃって」と思わぬ出来事を告白した。

「一生に一度だけ。あいさつで、ブワーッて泣いちゃって。もう恥ずかしい、恥ずかしい。俺、どんなときにも泣き顔とか見せなかったんだけど」と続けた有田は、わだかまりが3年ほど続いていたことを打ち明け、「その瞬間のドカンはないんだよね。マジやられた! ってなって、スパンと壁を作っちゃったんだよね」と回顧。上田が、「わからんでもないけど、ずっとモヤモヤするじゃん?」とツッコむと、「ずっとモヤモヤ。すごいと思ったのは、俺がいつも“そうっすね”しか言わないのに、毎回話しかけてくるの。それがすごい」と感心しながらつぶやいていた。

【編集部MEMO】
『ナンタラちゃんねる』は、毎週水曜23時45分からテレビ朝日系で放送しているバラエティ番組『くりぃむナンタラ』の公式YouTube チャンネル。くりぃむしちゅーの上田晋也と有田哲平による収録こぼれ話など、ここでしか見られない動画を配信し、チャンネル登録者数は10万人を超えている。