学びながら臨んだアフレコ
――ブンオレンジの姿を見られるのを楽しみにしている方がたくさんいます。相馬さんも、“ブンブンチェンジ”するのは楽しみですか。
撮影でスーツを着たとき、「ブンオレンジになるんだ」と少しずつ実感が湧いてきました。ブンブンチェンジできたときには、心から「ヒーローになるんだ」と感じられると思うので、一番楽しみにしています。
――特撮の現場はご覧になりましたか。
実際に戦っているシーンを見させていただいたんですけど、画面を通しても迫力が伝わるのに、生で見ると爆発シーンがさらにすごい迫力でビックリしました。「おお!」と思わず耳を覆っちゃうような。あとは、「ここからこう撮っているからこう映るんだ」と画角の面でもすごく勉強になって、「自分もこうしたら、かっこよく見えるかな」と今後のヒントをいただけました。
――ほかにも、特撮ドラマの撮影や作り方で驚いたことはありますか。
一番驚いたのはアフレコです。変身後のシーンにアフレコで声を当てますが、実際に自分が動かないと出ないような声が台詞としてあって。過去の作品を見たり、アフレコ現場を見学させていただいたりと、学びながら臨みました。
好きだった特撮ヒーローは
――相馬さんが子どものころ好きだった特撮ヒーローを教えてください。
『侍戦隊シンケンジャー』(09年)や、『仮面ライダーW』(09年)をめちゃくちゃ見ていました。親がプレゼントしてくれた本を読んだり、おもちゃやフィギュアでよく遊んだりしていたのを思い出します。
――相馬さんは、これからどんなヒーローを目指したいですか。
玄蕃は謎めいたキャラクターではありますが、愛される存在になれたらいいなと思いますし、ブンレッドやブンブルーがいる中で、ブンオレンジもうまい具合に(笑)、皆さんからのご支持をいただけたら頑張る力になるので、好きになっていただけたらうれしいです。
――たくさん“ブンオレンジ推し”になってくれたらうれしいですよね。
なってほしいですね。ショーなどの機会があれば、オレンジのライトを振ってくれるのかなと、楽しみです。
キャスト5人でドライブに行きたい
――今後、キャスト5人でやりたいことがあれば教えてください。
ブンレッド/範道大也役の井内悠陽くんと、ブンブラック/阿久瀬錠役の齋藤璃佑くんが19歳なので、二十歳になったらお祝いとして皆でお酒を飲みに行けたらうれしいです。あと、僕は運転するのが好きなので、ドライブに行けたら。
――「運転は任せて!」ということでしょうか。
任せてください!
――運転が好きということで、『ブンブンジャー』の「車」というテーマがぴったりですね。
会社員をやっていた4年間はずっと運転をしていたので、「車」がテーマの戦隊ヒーローになれて縁を感じます。
――会社員時代の相馬さんが、スーパー戦隊のヒーローになった今の相馬さんを見たら驚くのでは。
会社員時代から紆余曲折を経て、人生が180度変わりました。ヒーローになるなんて全く想像もつかなかったことなので、当時の僕が知ったらビックリすると思います。
1996年10月23日生まれ、静岡県出身。商社の営業職として在職中にABEMA『私の年下王子さま』に出演したことをきっかけに、4年間の会社員生活に終止符を打ち、タレント活動をスタート。YouTuberグループ「真夜中の12時」を結成し、まよじゅーの愛称で親しまれる。俳優としては、ドラマ『スイートリベンジ』、『美しい彼』や舞台に出演。趣味はフットサル、ゴルフ、ランニングなどスポーツ全般。 また、教室を開催するほど料理が特技で、さらに洗剤の専門知識(毒劇物取扱者資格)も持つ。公開待機作に、映画『NOT BEER』(2024年初夏公開予定)がある。