俳優の反町隆史が3日、カンテレ東京支社で行われた囲み取材に応じ、1日に放送されたカンテレ・フジテレビ系『GTOリバイバル』(現在TVerで見逃し配信中)に出演した、過去の生徒役キャストたちとのLINEグループについて語った。

反町隆史=カンテレ提供

■反町隆史、『GTOリバイバル』を振り返る

1日に放送された『GTOリバイバル』をリアルタイムで視聴していたという反町。知り合いから、家族でテレビの前に集まって見ている写真が送られてきたとき「やってよかったな」と感じたという。「視聴者が、昔よりもテレビの前に座らなくなってきている時代に、こうやって集まって見てくれたことに、本当に感謝しています。ほかにも僕の友達から、子どもたちが初めて鬼塚を知って『この先生いいね』と言って、昔の『GTO』を見ていた親御さんたちが『昔はこういう先生いたんだよ』と答えながら、人間の心情について熱く教えられたという声も聞いて、素晴らしい形で『リバイバル』を届けられたことに感謝しかありません」と感謝を述べた。

『GTO』の主題歌といえば、反町が歌う「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」だが、今回は4人組バンド・BLUE ENCOUNTと反町がコラボし、新録した「POISON」を届けた。反町は「“言いたいことも言えないこんな世の中”って、26年前に作詞したときは、今ほど時代にしみる感じではなくて、ただ若者の等身大の気持ちを描いたんですよね。『相棒』をやっている頃に、赤ちゃんが泣き止む曲としてPOISONがものすごく話題になって、僕も改めて歌詞を見返したんです。そしたら、この時代の今の世の中だからこそ、鬼塚として伝えられるものがあるんじゃないか、感じてもらえるものがあるんじゃないかなって」と、「POISON」の歌詞をきっかけに、『GTO』の新作制作に興味が湧いたことを明かした。記者からは「POISONで歌番組のオファーがあれば出演しますか」と質問が飛ぶと、反町は「いやいやいや、多分ないと思います(笑)」と恐縮しつつ、「そのときは頑張ります」と謙虚に回答した。

『リバイバル』には当時の生徒役であった小栗旬、池内博之、山崎裕太、窪塚洋介も出演。反町も参加しているLINEグループがあり、「オンエアが終わってから反省会をやりましたね」とメッセージを交わしたことを明かす。LINEグループについて「意外と熱いんですよ。もう先生と生徒じゃないんだよね。言いたいことを言うLINEで、勝手なことばっかり言ってるやつはいるし、ほとんど返さないやつもいるし。小栗くんなんかほとんど無視で返ってこないんだけどね(笑)。大体、裕太と窪塚と僕の会話が多くて、あとの二人は一言二言で、3日後に返ってくるとか。それぞれ忙しいんだよね」と、生徒役のメンバーを思い浮かべながら笑顔で語った。

■『GTOリバイバル』あらすじ

1998年の夏に放送された反町隆史主演の連続ドラマ『GTO』が、26年の時を経て、新作スペシャルドラマとして復活する。『GTO』は、藤沢とおる氏による同名漫画が原作で、元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。今作で反町演じる鬼塚が赴任するのは、私立相徳学院高校。フォロワーが200万人近くいる暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”が有名人も一般人も関係なく、どんなネタでも詮索&拡散して炎上させており、これまでに相徳学院の教師や生徒が何人も晒されてきた。校内に“裁ノカ笑”がいるのではないかとの噂もあり、生徒たちは日々お互いの顔色を伺い、疑心暗鬼になりながら学校生活を送っている。そんな令和の高校生を前に、かつてグレート・ティーチャーと呼ばれた鬼塚は、令和のニューヒーローになれるのか。