西武鉄道は3日、昭和の時代に製造された「前パン車両」を集めた「昭和の黄色い電車大集合! 昭和時代に製造された前パン車両の撮影会」を昭和の日の4月29日に上石神井車両基地で開催すると発表した。

  • 旧2000系イメージ

「前パン車両」とは、先頭車両にパンタグラフを装備している車両のこと。撮影会では、1982(昭和57)年に西武所沢車両工場で製造された新101系(263F)、1988(昭和63)年に西武所沢車両工場で製造された旧2000系(2419F)、同年に東急車輛製造で製造された新2000系(2451F・2453F)など、残り少ない昭和時代の製造銘板を付けた「前パン車両」が集められる。

当日は、上石神井駅から徒歩10分の上石神井車両基地正門に集合。午前に行われるAコース(9時40分頃から11時55分まで)は車両基地の屋外にて、横4本並び・横3本並びでの撮影を行える。新101系(263F)の行先・種別部分などの装飾も行われる。

  • 新101系イメージ

  • 新2000系イメージ

  • Aコースの撮影イメージ

午後に行われるBコース(11時55分から14時20分まで)は、車両基地の検査ピット内でパンタグラフ等の屋根上機器を間近で撮影できる特別な撮影会も追加で用意した。旧2000系(2419F)に乗車して入換運転でピット線へ移動し、検査ピット内で屋根上・運転台・床下の撮影など行える。ピット内での撮影は各箇所定員の交代制で行われるため、待機時間が長くなる見込み。安全の確保としてピット内の一部を停電するため、車内では十分な光線を得られないとのこと。ピット外からの撮影は可能だが、逆光となる。

Aコースは56名を募集し、参加費用は1万9,000円。A・Bコースは24名を募集し、参加費用は2万9,000円。Bコースのみの設定はなく、各コースとも高校生以上が対象となる。各コースともプレゼントとして、「2419F」の原寸大銘板レプリカを用意。Bコースは2024年1月に廃車となった最後のグロベン車「2409F」に関する写真・解説を記載した小冊子(職員手作り)、側面方向幕1カット等のプレゼントを用意する。

参加申込みに関して、スマートフォン専用サービス「EMotオンラインチケット」の「埼玉」エリアに「昭和の黄色い電車大集合」の募集項目を用意し、4月8日12時30分から先着順で受け付ける。定員に達し次第、受付を終了する。