俳優の鈴木亮平が主演を務めるNetflix映画『シティーハンター』(4月25日より世界独占配信)の新場面写真が31日、公開された。
単行本の累計発行部数が5000万部突破、一大ブームを巻き起こした大人気コミック『シティーハンター』が令和の日本で待望の初実写化。物語の主人公・冴羽リョウは、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。そんなクールでおバカでもっこりの冴羽リョウを演じるのは鈴木亮平。ヒロイン・槇村香役は森田望智、リョウの相棒である槇村秀幸役は安藤政信、リョウとは腐れ縁の麗しき刑事・野上冴子役は木村文乃が演じる。
先日ティーザー予告映像とあわせTM NETWORKの「Get Wild Continual」がエンディングテーマに決定したことが発表されると、SNS上では「Get Wildのイントロが流れた瞬間”あ!シティーハンターだ!”って鳥肌が立った!」「やっぱり…シティーハンターといえば…TM NETWORKのGet Wildだよね~!!!」と様々な歓喜の声が寄せられた。
そしてこのたび、“おバカっこいい”ギャップのある男・冴羽リョウの魅力を捉えた場面写真が公開された。XYZと書かれた新宿東口の古い伝言板の前に立つ冴羽リョウの力強さが印象的な1枚など、クールなかっこよさが存分に伝わるカットと合わせ、先日公開されたティーザー予告でも話題沸騰の“もっこりダンス”のシーンより、これでもかと鍛え上げられた肉体美に思わず見惚れる1枚や、コスプレ会場でカウボーイハットを被り、股間に巨大な馬の首を生やしながら暴れているシーンなど、鈴木の演技の振れ幅が感じられる。
ちなみに、この「馬もっこり」について鈴木は、「開発に一番時間をかけた美術です」「“ちょうどいい”感じになるまでに試作を重ねました」と語っている。
そしてこの冴羽リョウの“二面性”こそが『シティーハンター』の最大の魅力だと言っても過言ではないが、それについて鈴木は「原作やアニメでリョウがあれだけふざけられるのは、香が制裁をしてくれる前提があるからなんです。けれど本作で描かれる香(森田望智)はまだリョウのパートナーではない。槇村(安藤政信)を亡くした悲しみや緊張感もまだ大きい段階でただふざけているだけのキャラになってしまうことは避けたかったし、どうやっておふざけシーンを挿入していくのかはたくさん話し合いました。だからこそ、劇中の『もっこりダンス』と『馬もっこり』はこの作品で最も重要なシーンともいえます。いわば『シティーハンター』の真骨頂です」とコメント。本気の“おふざけ”を演じる鈴木の本気度が堪能できる作品となっている。
【編集部MEMO】
『シティーハンター』の実写版はこれまで香港、韓国、フランスで映像化がなされているが、本家である日本では今回が初。実際の新宿の街での撮影や、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを活かして、日本ならではの実写化を目指している。
(C)北条司/コアミックス 1985