ソフトバンク・山川穂高  (C)Kyodo News

◆ 大矢氏が「伏線は第二打席だった」と語る理由は?

 ソフトバンクは29日、今季開幕戦でオリックスと対戦し、3-1の白星発進となった。両チームの先発・有原航平と宮城大弥の好投手同士の投げ合いとなり、試合は6回終了まで1-1のまま膠着状態。7回に先頭打者の4番山川穂高が宮城から決勝弾となるソロアーチを放ち、リードを広げたソフトバンクがそのまま逃げ切り勝利を収めた。

 待望の右の大砲として今季からソフトバンクに加入した山川。期待に応える移籍後初アーチに、29日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも大きな注目が集まった。

 解説者の大矢明彦氏は、まず山川が第二打席で見逃し三振に仕留められた場面を挙げ「この第二打席が伏線だった。5球全てインサイドの真っすぐでやられていた」と説明。その後「第三打席の二球目に変化球が来るが、見向きもせずに三球目の真っすぐを打ちに行った。自分の中で真っすぐが来たら負けないようにと決めて打った、気持ちの割り切りが生んだホームランだった。宮城がやられたと思う、大きなホームランだった」と6回まで好投を続けていた宮城にダメージを与える一撃を絶賛。「こういうことができるために獲ったバッター。良い働きだった」と4番としての役割を果たした大砲を高く評価した。

 続けて大矢氏は「彼の持ち味はホームランなので、良い場面で出たと思う。」と述べ、最後は「僕は40本くらい打ってほしいなと思う」とシーズンを通しての期待を述べた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』