お金を貯めたい、家計を守りたい、と思っていても、お金にまつわることは難しい……。みなさんからのちょっとした疑問に専門家が回答します。今回は、普通預金の利息についてです。

お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、普通預金の利息について専門家が回答します。

◆Q:普通預金の利息は、いつ受け取れるのでしょうか?税金が引かれますか?

「私は普通預金にお金を預けっぱなしですが、利息は、いつもらえるんですか? 年末でしょうか? 税金が引かれますか?」(匿名希望)

◆A:多くの銀行では、半年ごと(2月・8月)に、預けている普通預金口座に、税金が引かれた後の金額が振り込まれます

多くの銀行では、2月・8月などの半年ごとに、預金している普通預金口座に利息が振り込まれます。利息には税金がかかり、利息に対して20.315%(所得税15.315%※+地方税5%)が引かれた後の金額が、普通預金口座に入金されます。2月・8月の第3土曜日、もしくは日曜日の翌営業日に入金されることが多いようです。

※所得税率15%+復興特別所得税(令和19年12月31日まで)2.1%

一部のネット銀行では、必ずしも2月・8月に利息が受け取れるという設定ではないようです。金融機関ごとに違いがありますので、利息が振り込まれる日については、それぞれの銀行のホームページなどで確認しましょう。また、普通預金の残高が少ないと、利息を受け取れない場合もありますので注意してください。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

文=All About 編集部