ファン待望の最新スポーツトラックついに正式発売!


文:横田 晃


MITSUBISHI トライトン






人生を楽しみ尽くす人の
遊べるスポーツトラック
 今から20年以上前、RVブームという言葉が話題になり始めた頃に、さるシンクタンクからリポートを依頼されたことがある。ミニバンという言葉もSUVという概念もなかった当時、1BOX車とステーションワゴン、当時はヨンクと呼ばれたオフロード車などのRVが、なぜ人気になったのかを考察せよという注文だ。
 RVブーム以前の古典的な車型であるセダンや2BOXやクーペは、乗り手の属性、すなわちステイタスを示すものの、彼の趣味趣向や個性を物語りはしない。対してRVは、乗り手の趣味や遊び心といったライフスタイルを表現する器となる。すなわちRVに乗ることは、自身が人生を楽しんでいることを周囲に誇る行為でもある。といった内容を提出して、評価していただくことができた。
 今もその考察は正しかったと思っている。現代人にとって、クルマは実用品であると同時にファッションのひとつ。ファッションとは、自身の生き方を周囲に示す手段であり、何を選ぶかは、その人のライフスタイルの表明なのだ。
 そう考えれば、スポーツトラックという日本では新鮮なカテゴリーが、まだまだ可能性を秘めていることに気づくだろう。
 4ドアセダンと同様の広さや装備を備えた快適なダブルキャブと、キャンプ道具やスノーモビル、オフロードバイクなどのかさばるプレイギアをガンガン積み込める広いベッド(荷台)を持つスポーツトラックは、乗り手がいかに人生を謳歌しているかを雄弁に物語るファッションなのだ。
 トライトンの国内発売発表会に、遊びの達人として人気のタレント、ヒロミさんがアンバサダーとして駆け付けたのも納得だ。軽トラックで牽引するトレーラーにバイクを載せて遊び回り、廃屋を自身で見事な別荘にリフォームして見せる彼なら、トライトンのベッド(荷台)を使いこなすだろう。
 そんなライフスタイルをさらに強調するカスタマイズのベースとしても、逞しいスポーツトラックは打ってつけだ。
 力強い2.4ℓクリーンディーゼルエンジンと、三菱が誇る4輪統合制御技術を搭載したスーパーセレクト4WD-Ⅱシステムの組み合わせは、乗りつける場所を選ばない。オンロードでもスポーティな走りが楽しめるだろう。
 そんな魅力に気づいた人はすでに多いようだ。2月15日の発売当日の時点で、月販目標200台に対して1300台を受注しているという。先行するトヨタのハイラックスとともに、スポーツトラック市場はこれから要注目だ。








全長が5mを越えるだけに、快適なダブルキャブでも広いベッドが確保されている。トノカバーなどのアクセサリーに凝るのも楽しいし、プレイギアをガンガン積むのも本領発揮だ。


発売日の発表イベント会場には、トライトンのアンバサダーとしてタレントのヒロミさん(右)が登場。多彩な趣味を持つ遊び上手な彼のセンスによる、カスタムモデルも制作される予定という。


多人数乗車型クロスオーバーのエクスパンダークロスも、トライトンと同じタイで生産されている。三菱のSUV系モデルは世界的に人気が高まっている。この調子ならパジェロの復活もあるかも?

トライトンをおトクに狙える、破格条件の残クレも見逃せない!


 ベーシックグレードでも500万近いトライトンを気軽に手に入れられるように、三菱では残価設定型クレジットや、メンテナンスや税金などをすべてコミにしたトライトン専用リースプラン“T-Drive”も用意している。
 残価設定型クレジットには、車両代金のほかに、通常のクレジットでは含めることのできない購入後の税金や保険料までコミコミのウルトラマイカープランも用意。リースには5年、6年、7年のプランが設定されている。