製品評価技術基盤機構(NITE )は3月28日、「ペットによる火災事故」への注意喚起を行った。

  • ガスこんろの操作ボタンを押す犬(イメージ)

2013年度から2022年度までの10年間にNITEに通知された製品事故情報では、ペットによる事故は61件発生し、うち約9割(61件中54件)が火災に至っている。

  • 年度ごとの事故発生件数

製品別で件数が最も多いのはガスこんろで、犬や猫が操作ボタンを押したことで発火したと考えられる事故が発生。ペット別で件数が最も多いのは猫で、製品全般で事故が発生している。また、猫はIHこんろや太陽光発電用パワーコンディショナー、プリンター等の高い位置にある製品に飛び乗って事故を発生させる傾向があり、猫の高い身体能力も事故に関係していると考えられるという。

  • 製品別・ペットの種類別の事故発生件数 ()内は火災事故の件数

事象別では「ペットがこんろの操作ボタンやスイッチを押したことで発火」したものが最も多く、飼い主が外出時に留守番をしていたペットが死亡する事故も2件発生している。

  • 事象別の事故発生件数と被害状況 ()内は火災事故の件数

ペットによる事故を防ぐポイント

ペットがガスこんろに寄りかかったり、IHこんろの上に登るなどして操作ボタンやスイッチを押してしまうことがある。万が一そのような事態になっても火災につながらないよう、ペットを家に残して出掛ける際は、ガスこんろは元栓を閉めて、IHこんろや電気こんろは主電源を切る必要がある。また、操作ボタンをロックする機能がある場合はロックをかけることで対策できる。

  • ガスの元栓を閉める様子

ペット(特に犬や猫)は行動範囲が広いため、出掛ける際は室内で放し飼いせずにケージに入れておくことも、大切なペットを火災から守るために有効な対策の1つだという。

また、日頃からかみつきや排尿場所等のペットの行動習性を把握し、「こんろや暖房器具の周りには、ペットの興味を引くものを置かない」「電気製品を使用しない時はプラグを抜く」「ペットが好む排尿場所付近に電気製品を置かない」等の対策も事故防止に有効だという。

  • プラグを抜く様子