オーストラリア代表が2次予選4連勝 [写真]=Getty Images

 FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループI第4節が26日に行われ、オーストラリア代表がレバノン代表を5-0で破った。この結果、オーストラリア代表はグループIを2位以内で終えることが確定し、最終予選進出を決めた。

 オーストラリア代表は第1節でバングラデシュ代表を7-0、第2節でパレスチナ代表を1-0、第3節でレバノン代表を2-0で撃破し、3連勝を飾っていた。迎えた今節は、レバノン代表との“リターンマッチ”が開催。本来はレバノン代表のホームで開催される予定だったが、レバノン国内での開催が不可能となり、代替地としてオーストラリアの首都・キャンベラにてキックオフを迎えた。

 試合は立ち上がりの2分、左サイドを破ったクレイグ・グッドウィンの放ったクロスボールを、ボックス中央へ飛び込んだクシニ・イェンギがダイレクトで合わせる。1度はポストに嫌われたものの、こぼれ球を自ら押し込み、オーストラリア代表が幸先の良いスタートを切った。

 前半はオーストラリア代表の1点リードで折り返すと、後半立ち上がりの47分、セットプレーからオウンゴールが生まれてオーストラリア代表がリードを広げる。勢いに乗るオーストラリア代表は直後の48分、GKマシュー・ライアンがキャッチしたボールを繋いだところからカウンターへ。アルディン・フルスティッチからのパスを受けたグッドウィンが、左足で強烈なシュートを突き刺し、勝利を決定付けた。

 止まらないオーストラリア代表は68分にも、左からのクロスボールを途中出場のジョン・アイルデールが押し込んでリードを広げる。81分にはゴール前のセカンドボールに反応したグッドウィンが自身この日2点目を挙げた。

 試合はこのままタイムアップ。無傷の4連勝で勝ち点を「12」まで伸ばしたオーストラリア代表が、2次予選に参加している36チーム中最速で最終予選進出を決めた。

 なお、この試合の後にはイラク代表もフィリピン代表を5-0で撃破。オーストラリア代表と同じく開幕から4連勝を達成し、グループFを2位以内で終えることを確定させた。

 今大会の最終予選は今年9月に開幕予定。次回大会よりアジアからのFIFAワールドカップ出場枠が「8.5」まで拡大されたことを受け、6チームが3つのグループに分かれるフォーマットとなっている。各グループの上位2チームが本大会の出場権を獲得。3位、4位の計6チームは、3チームが2つのグループに分かれて行われるアジアプレーオフに臨み、両グループの首位チームが本大会へ進む。アジアプレーオフを2位で終えたチームは、ホーム&アウェイ方式で大陸間プレーオフに出場する1チームを決めるという流れで進んでいく。

【スコア】
レバノン代表 0-5 オーストラリア代表

【得点者】
0-1 2分 クシニ・イェンギ(オーストラリア代表)
0-2 47分 バッセル・ジャディ(OG/オーストラリア代表)
0-3 48分 クレイグ・グッドウィン(オーストラリア代表)
0-4 68分 ジョン・アイルデール(オーストラリア代表)
0-5 81分 クレイグ・グッドウィン(オーストラリア代表)