東京ドームのすぐ近くに、約30センチの“巨大エビフライ”を食べられる店がある…そんな話を聞きつけました。エビフライって、大きくても普通10センチぐらいじゃないですか。これは気になりすぎるぞ…。ということで、東京都文京区にあるレストラン「菩提樹」の「天然特大海老フライ定食」を食べてきました。

  • うおーっ!

  • 太いぞ~

「菩提樹」は、JR水道橋駅から徒歩3分、都営三田線の水道橋駅からは徒歩1分ほどにあるお店です。運営会社のWebサイトによると、菩提樹水道橋店の開店は1982年とのことなので…開業40年! きっと長らく愛されてきた名店なのでしょうね。

  • 菩提樹を訪れた筆者。ウッディな外観がシブい

階段を降りていきますと、重厚感のあるガラスのドアが現れました。期待が高まる!

  • ガラスドア。歴史を感じる店構えだね

筆者は“おひとり様”でカウンター席だったのですが、左右はかなり広々としていて、しかも隣のお客さんが見えないように可動式の目隠しまで設置してあります。これはゆっくりと食事を楽しめてよいですなあ~。

  • 左右に可動式の目隠し。店内には木彫り? 彫刻があったりする

  • お茶を飲みながら待っていると…

キタ~っ!!

しばらく待っていると、「天然特大海老フライ定食」が運ばれてきました。うわーっ! なんだこりゃあ! デカいというか…“巨大”という言葉が確かに似合う。太さ、長さともに、ちょっとした「幼児の腕」くらいはあります。エビ自体のサイズ感もさることながら、白米、お味噌汁もかなりの大盛りです。

  • 「天然特大海老フライ定食」です。皿からはみ出てるー! ご飯とお味噌汁もかなりの大盛り

  • 大げさでなく「幼児の腕」くらいはある

あ、ちなみに白米は「青じそご飯」に変更もできるようです。ここにお漬物3種類、サラダ、タルタルソースがついてきます。贅沢ーっ!

  • 付け合せのお漬物

  • タルタル、サラダ、そしてソース用のからしがついてきます

価格は、エビ1本で2500円、2本で4000円です。Webサイトでは2本3300円との表記だったので、メニュー表を見て動揺したのですが、ま、まあインフレな世の中だからね…。鼻を近づけると、香ばしい揚げ物の香り。あー食欲をそそりますね…でもこれ、どうやって食べよう。巨大すぎるけど箸で持てるのか?

  • 顔がイカツイんよ…エビフライの顔じゃねえ

  • エビ1本で2500円、2本で4000円

頭を手で取り外して、箸で持ってみます。ズシッと重てえ。そのままタルタルソースにつけて、食べてみますと…おおおおーっ、サクサクです! 衣だけが大きいんじゃなくて、ちゃんとエビも肉厚。嬉しくなりますね~。あまり油っぽさがなくてカラっとしてるのもポイント高いです。

  • 頭を取り外す

巨大なサイズ感から、エビフライというよりは、まるで“とんかつ”を食べているかのような気分になります。タルタルソースも、ゆで卵がゴロゴロ入っていてリッチ感がありますね。

  • タルタルと合うよね。サクサクで肉厚でおいしい(語彙)

タルタルを楽しんだら、次はからし+ソースでもいただきます。うんうん、しっかりツーンとくる良いからしだ。最後のほうは、思わず手で直持ちしちゃってました。

  • ソース。2種類の味で楽しめるのいいね

ここでさらなる“お楽しみ”

さてこのエビフライ、身を食べたら、さらなる“お楽しみ”があるんです。なんと頭の中に“えびミソ”が入っているそうなのです。割ってみると、おおっ、確かに入ってる。

  • 頭を開くと“えびミソ”が…。赤い矢印の部分を食べられます

食べてみますと、あー、濃厚だ。それにしても、頭と身で2種類の味を楽しめるって、エビフライでは人生初かもしれません。

  • 散乱している頭がエビフライのサイズではない。なお、尻尾はおいしくいただきました

東京住みなら1度はぜひ

お値段はなかなかしますが、その内容に納得できるボリューム感とお味でした。まあ、飲み会を1度スルーしたら味わえる…と考えれば、東京近郊にお住まいならぜひ行ってみることをおすすめします。菩提樹では、他にもハンバーグやステーキなどの洋食も人気だそうなので、いやー次に行く機会があったら何を頼もうか、迷っちゃいますね。