俳優の渡辺謙と窪塚洋介が21日、都内で行われたWOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ『TOKYO VICE Season2』(4月6日スタート 毎週土曜21時~、全10話)の舞台挨拶に、主演のアンセル・エルゴート、共演の菊地凛子、笠松将、真矢ミキとともに登壇した。
世界約120か国で放送&配信されるなど大ヒットを記録した超大作ドラマ「TOKYO VICE」のシーズン2。1990年代の東京アンダーグラウンドを舞台に、世界でもっともきらびやかな大都会として憧れられた東京のリアルで凶暴な裏の姿を描く。
東京を舞台にした本作にちなみ、地上46階のイベント会場から東京の夜景を一望できるシチュエーションで、夜景を見た渡辺は「やっぱ東京って大きくて、いろんなところに繁華街が点在していて、煌びやかなネオンがあって、国会議事堂があって、皇居があって、こんな街は世界にはなかなかないなって改めて感じますね」としみじみと語ったが、窪塚は「この高さは無理ですわ、俺も」と過去の転落事故を思い起こさせるコメントをし、渡辺から「こらこら」とツッコミを受けた。
また、渡辺と窪塚は2000年に放送された『池袋ウエストゲートパーク』以来の共演だったそうで、渡辺は「現場では1回しか会えなかったけど、"大人になったな、窪塚"って思ったよ。その頃のある種、爆発するようなエネルギーじゃなくて、地下からマグマのように出る演技で、そういう意味ではうれしかったですね」と窪塚の変化に目を細めた。
一方、窪塚は、渡辺と本作で共演する前にロンドンで公演された渡辺出演の舞台をこっそりと見に行ったことがあることを明かし「帰ろうと思ったら楽屋口が開いていて、海外はゆるいなと思ってちょっと覗いたら謙さんが『アッハッハ!』って」と当時の様子をモノマネすると、渡辺は「それちょっと誇張しすぎ! そんなじゃないから」と指摘して会場の笑いを誘い、改めて、窪塚は「遠目に見えたんだけど(会うのは)やめたんですよ。もうちょっとちゃんとした人間になってから会おうかなと思って(笑)。今はまだ会えない、会ったらダメだと思ったら、ここでお会いできて本当にうれしかったです」と24年ぶりの共演を喜んでいた。