元プロ野球選手で野球解説者の佐々木主浩氏が4日、YouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』で公開された動画「【書籍発売記念対談】佐々木主浩さんと遂に対談!!大魔神を支えた谷繁の行動とは…?」に登場。今のクローザーに思うことを述べた。
抑え投手の“責任”
1998年、51試合に登板し、防御率0.64、1勝1敗45セーブという圧倒的な成績を残して、横浜の38年ぶりとなるリーグ優勝・日本一に大きく貢献した佐々木氏。日本シリーズでは発熱しながらも、8回途中から登板することになったと話すと、谷繁元信氏から「権藤さん的に言うと、リミッターを外してるわけやから」「あれ、いつから外したんでしたっけ?」と質問が。
この問いかけに、佐々木氏は「残り20試合」と答えながら、「でもね、『いつでも行く』って言ったのよ、俺」と、回またぎは自身の意向もあると説明。さらに、「『抑えピッチャーだから、そんな8回で』って……今だったら1イニングしか投げないじゃん? (でも)8回でピンチの時に、『ここは抑えじゃなきゃ止まらないな』って時あるじゃん? その時は今でも、抑えは行かないといけないって思ってる。9回じゃなく、8回途中で」と続け、「だから今、8回の逆転も多いじゃん? そこはやっぱり行かなきゃダメだってとこは、抑えが行かないと。それだけの責任を背負ってるから」と持論を述べていた。
【編集部MEMO】
日本人史上初の通算300セーブ、NPB/MLB通算381セーブなど抑え投手として数々の記録を打ち立てた“大魔神”こと佐々木主浩氏。NPBシーズン&通算最多セーブポイント記録保持者(※セーブポイント制度廃止により、現在は旧公式記録)であり、日本プロ野球名球会初のセーブ数による入会者。NPB最多タイ記録となる最優秀救援投手(※最多セーブ投手)を5回獲得している。