プジョー 408

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年4月号「絶好のドライブシーズン到来![輸入車でかなえる春ドライブ]]」記事の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。



ここでは、輸入車ならではのデザインと機能性を備えたニューモデルを紹介。いずれのモデルも、記憶に深く残る春ドライブが楽しめる。


[プジョー 408]目的地までのドライブが楽しい快適な乗り心地と未来的室内


 プジョーの新しいフラッグシップは少し背の高いクロスオーバー。荷物がたくさん積めて、フランス車らしい気持ちのいい乗り心地で、高級感を醸しながらトレンドをカバーしている。特徴はエクステリアもそうだが、未来的なインテリアデザイン。i-Cockpitは独創的だ。気持ちのいい春ドライブを楽しめるに違いない。




定員5名でリアシートは2分割式。ラゲッジは広くキャンプ道具なども積める。それだけ機能的でありながらデザインが秀逸。


SUVとは異なるクロスオーバーはスポーティでスタイリッシュなのが特徴。ボディラインもリアコンビネーションランプも美しい。メータークラスターはフルデジタルを採用する。

[BMW Z4]走るだけでもう気持ちいい高級2シーターオープン




 春ドライブを肌で感じたい人にはこんな選択肢も。2シーターロードスターでリゾートに向かうのも悪くないはず。しかも、そこにBMWの軽快なハンドリングが加われば鬼に金棒。リア駆動でワインディングも楽しめる。ルーフは時速50㎞以下なら走行中も稼働可能なので利便性も◎。




Mスポーツシートにアンビエントライト、harman/kardonサラウンドサウンドシステムと充実装備満載。豪華な旅を演出する。

BMW Z4 sDrive20i Mスポーツ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4335×1865×1305mm ●ホイールベース:2470mm ●車両重量:1490kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1998cc ●最高出力:197ps/4500rpm ●最大トルク:32.6kgm/1450-4200rpm ●新車価格:760万円〜912万円(Z4 全グレード)


[BMW iX1]あらゆるシーンに対応する最新の電動化SUV




 X1のフルモデルチェンジと同時に追加されたBEV。BMWが進める電動化プロジェクトの1台となる。ガソリンモデルとの違いは大きなキドニーグリルの内側が塞がっていることだろう。駆動方式は前後アクスルにモーターを備える4WD。その意味では突然の雨や路面の悪いところも安心。




充電ポートはボディ右サイドリアにある。普通充電と急速充電どちらもOK。一充電での走行距離は465㎞。エアコンに負荷をかけすぎない春ドライブなら十分。

BMW iX1 xDrive30 Mスポーツ ●全長×全幅×全高:4500×1835×1620mm ●ホイールベース:2690mm ●車両重量:2060kg ●システムトータル最高出力:272ps ●システムトータル最大トルク:50.4kgm ●新車価格:718万円(iX1)


[フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント]定番ワゴンはアウトドアにも活躍




 ハッチバックの定番モデル、ゴルフをストレッチしたのがこのヴァリアント。なので、軽快なハンドリングや小気味のいい走りはしっかり再現されている。あえて言えばロングホイールベースの分乗り心地のよさはこちらに軍配が上がるだろう。移動距離が長くても疲労の少ない春ドライブができそうだ。




出っ張りの少ない開口部や奥行きの深さはさすがドイツ車。使う人の身になって設計されているのがわかる。

フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI Rライン(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4640×1790×1485mm ●ホイールベース:2670mm ●車両重量:1500kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1968cc ●最高出力:150ps/3000-4200rpm ●最大トルク:36.7kgm/1600-2750rpm ●新車価格:350万円〜690万5000円(ゴルフ ヴァリアント 全グレード)


[メルセデスAMG SL]ドラマの主人公になった気分で



 春の“オトナ”ドライブともなればこんな選択肢もあり。フルモデルチェンジしたSLシリーズはAMGブランドとなり、よりアグレッシブなスタイリングとなった。高級感に関しては多くを語るまでもあるまい。