叶恭子が不思議に思っていること「なぜ不愉快なときに笑えるのか?」

タレントの叶恭子が2月27日、オーディオストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『叶姉妹のFabulous World(ファビュラスワールド)』を配信。「周囲からの評価に悩んでいる」という相談者のお悩みに答えた。

• 叶姉妹(左から叶恭子、叶美香)

つい笑ってごまかしてしまう悩み

この日の配信では、「本来は自分の考えが強い人間だが、相手の言うままに行動したり、笑ってごまかすようになってしまった。そのため、会社では、自信がない人、自分がない人、ヘラヘラしている人だと思われている」というお悩みを紹介。自分の考えを押し殺して、周囲に合わせるようになってしまったという相談者に、恭子は、「それは覚悟が元々必要だったことじゃないですか」とバッサリ。「自分の価値観で生きております。そのことによって、誰かに何かを言われたり、誰にも好かれなくなったとしても、それは全然構わないのです」という自身の著書の一節を紹介しながら、「何も言わないから、弱い人間だと思われる。強いご自身を持っているなら、ひるむ必要はない」と諭した。

続けて、「なぜ笑って済ませるのか」と指摘した恭子。「国際社会において、日本人は、何かわからないことや嫌なことを言われても、とりあえずその場は笑って済ませていると言われている根源かもしれない」と語り、「なぜ不愉快な気持ちのときに、笑っていられるのか。私が不思議に思うことの一つ」だと吐露。そのため、「今後先は、何か嫌なことがあっても、ヘラヘラと笑って過ごさない」と助言し、「心の持ちようというか。“自分は鋼の心を持ってるから、別に笑っててもいいんだよ”と思うのか、“笑って逃げないために、何も言わない沈黙にしている”と思うのか」「そうすると、ご自身の中で惨めさや情けなさがなくなってくるはず」だと語った。

また、「明るく素敵な女性になりたいが、何から始めればいいのかわからない」という相談者に、恭子は、「1からでもなく、0からでもなく、マイナスから始めてみればよろしいんじゃないか。なぜかと言うと、マイナスから始めたほうが自分がもっと成長できるから」とアドバイス。自分自身を見つめるために、「フラットな気持ちで、まずは一日だけでもお休みを取って。できたら、緑が見える公園でも歩いてみる。心の中に爽やかさがある風が吹くまで、そうやってみる」と、自然と触れ合うことをすすめていた。