サッスオーロ戦でハットトリックを達成したオシムヘン [写真]=Getty Images

 セリエA第21節延期分が現地時間28日に行われ、ナポリはサッスオーロと対戦し、6-1で勝利した。

 敵地『チッタ・デル・トリコローレ』に乗り込んだナポリは、17分に先制を許すも、その12分後にアミル・ラフマニのゴールで試合を振り出しに戻す。その後はヴィクター・オシムヘンとフヴィチャ・クヴァラツヘリアの前線の“2枚看板”が得点を重ね、終わってみれば6-1の快勝。リーグ戦4試合ぶりの勝利を収めるとともに、フランチェスコ・カルツォーネ監督体制での初白星を飾った。

 この試合で一際輝きを放ったのが、3トップの中央で先発出場を果たした“主砲”オシムヘンだ。31分にマッテオ・ポリターノの折り返しを押し込むと、その10分後には再びポリターノのお膳立てからGKを嘲笑うかのようなチップキックでネットを揺らす。後半開始早々の47分には相手のミスを拾ったクヴァラツヘリアからのパスを受けてハットトリックを達成。チームの大勝に大きく貢献した。

 データサイト『Sofascore』による採点では、両チーム通じて最高となる10点満点中「9.5点」という評価を受けたオシムヘン。この試合のハットトリックによって今シーズンのセリエAでのゴール数が「11」に到達し、4シーズン連続のリーグ戦二桁ゴールという偉業を成し遂げた。データサイト『Opta』によると、ナポリ所属の選手がリーグ戦で4シーズン連続二桁ゴールを記録したのは、今回のオシムヘンで史上3人目とのこと。過去には元アルゼンチン代表の故ディエゴ・マラドーナ氏、元イタリア代表の故アッティラ・サルストロ氏の2人しか成し遂げていない。

 試合後、ナポリのカルツォーネ監督はオシムヘンについて言及。同選手が負傷やアフリカネーションズカップによって複数回の離脱を強いられていたことを念頭に「彼は本来のレベルに戻りつつあり、ピッチ上の姿からそれがはっきりと分かる。肉体的、精神的エネルギーを多大に消費するアフリカネーションズカップの後、彼は最高のコンディションを取り戻すために再スタートする必要があった」と語った。

【動画】オシムヘンがハット達成! ナポリがサッスオーロに6発快勝