元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が24日、YouTubeチャンネル『ミスターパーフェクト槙原』で公開された動画「【ドジャースキャンプで覚醒】中日からクビ同然のアメリカ送り! アイク生原さんと運命の出会い!!! 伝家の宝刀スクリューボール習得!!【第4話】」に出演。アメリカ留学で感じた、日本との違いを語った。

山本昌氏

日本とアメリカの違い

ドラフト指名は5位と下位指名ながらも、88年に派遣されたドジャース傘下のマイナーリーグ (1A) のベロビーチ・ドジャースにて、スクリューボールを覚えて覚醒したことで知られている山本氏は、「日本とアメリカの違いがすごくあって」と切り出しながら、「日本は例えば、新しい球種を一個覚えるにも、コーチに『このボールを練習します』と伝えて、コーチが見て、『おお、いいじゃないか』って練習して、『試合で使ってみてもいいですか?』『使ってみな』っていう順番でしょ?」とまず日本について説明。

続いて、「でも、アメリカは関係ないんです。とにかく試合で結果を出せば何でもいいんです。だから、スクリューも覚えた次の次の日に投げたんです、試合で」と振り返り、「普通だったら、コーチに『やめとけ』って言われたかもしれない、スクリューも。何にも言われないから、勝手に試合で投げたら三振を取れたんです。そこからですよ、ガンガン練習して」と打ち明けていた。

【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。