鹿島臨海鉄道は、大洗鹿島線のダイヤ改正を2024年3月16日に実施すると発表した。利用状況に合わせ、一部列車の始発駅・終着駅を見直し、朝の通勤・通学時間帯も列車の運転時刻を見直す。一部列車で編成両数も変更する。

  • 鹿島臨海鉄道の開業当初から活躍している6000形

朝の通勤・通学時間帯に運転される鹿島神宮駅6時56分発・水戸駅8時17分着の上り普通列車は、ダイヤ改正で鹿島神宮駅の発車時刻を3分繰り上げ、同駅6時53分発に変更(水戸駅到着時刻は現行と同じ)。水戸駅7時14分発・新鉾田駅7時55分着の下り普通列車は現在、途中の大洗駅まで2両編成、大洗駅から新鉾田駅まで1両で運転されるが、ダイヤ改正後は新鉾田駅まで2両編成で運転される。

現行の新鉾田駅8時47分発・水戸駅9時29分着の上り普通列車は運転区間を延長し、鹿島神宮駅8時19分発・水戸駅9時35分着で運転。現行の鹿島神宮駅8時39分発・水戸駅9時56分着の上り普通列車は運転区間を短縮し、新鉾田駅9時17分発・水戸駅9時59分着に。この列車は編成両数を現行の1両から2両編成に増やして運転する。水戸駅10時19分発・大洗駅10時35分着の下り普通列車も、現行の1両から2両編成に増車される。

午後(正午以降)は一部列車で運転区間を延長(大洗駅発着から鹿島神宮駅発着に変更)または短縮(鹿島神宮駅発着から大洗駅発着に変更)。現在、大洗~鹿島神宮間で約2時間にわたり列車が来ない時間帯があったが、運転区間の見直しにより、この状況を改善する。

現行の水戸駅12時11分発・大洗駅12時27分着の下り普通列車は運転区間を延長し、水戸駅12時11分発・鹿島神宮駅13時35分着に。現行の水戸駅12時44分発・鹿島神宮駅14時12分着の下り普通列車は運転区間を短縮し、水戸駅12時44分発・大洗駅13時0分着とする。現行の水戸駅15時34分発・鹿島神宮駅16時57分着の下り普通列車は運転区間を短縮し、水戸駅15時34分発・大洗駅15時48分着に。現行の水戸駅15時57分発・大洗駅16時13分着の下り普通列車は運転区間を延長し、水戸駅15時57分発・鹿島神宮駅17時13分着とする。

現行の大洗駅15時5分発・水戸駅15時21分着の上り普通列車は運転区間を延長し、鹿島神宮駅14時4分発・水戸駅15時21分着に。現行の鹿島神宮駅14時45分発・水戸駅16時10分着の上り普通列車は運転区間を短縮し、大洗駅15時54分発・水戸駅16時10分着とする。現行の鹿島神宮駅17時10分発・水戸駅18時35分着の上り普通列車は運転区間を短縮し、大洗駅18時17分発・水戸駅18時35分着に。現行の大洗駅18時46分発・水戸駅19時2分着の上り普通列車は運転区間を延長し、鹿島神宮駅17時28分発・水戸駅19時2分着とする。

  • 大洗鹿島線を走る半数以上の列車が8000形(トイレなし)に

夜間は大洗駅19時53分発・水戸駅20時9分着の上り普通列車、水戸駅20時20分発・大洗駅20時36分着の下り普通列車について、ともに現行の1両から2両編成に増車して運転する。なお、ダイヤ改正後も運転本数は下り37本・上り36本で現行と同じ。トイレなしの8000形を使用する列車の本数は下り23本・上り20本とされている。