俳優の大東駿介と女優の黒木瞳が、4月にスタートするテレビ朝日系ドラマ『JKと六法全書』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)に出演することが28日に明らかになった。

  • 左から黒木瞳、幸澤沙良、大東駿介=テレビ朝日提供

■幸澤沙良主演『JKと六法全書』

今作は、史上最年少で司法試験に一発合格した現役女子高生にして弁護士=JKBの主人公が、法廷で学校で旋風を巻き起こしていく“法曹×学園”ハイブリッドドラマ。脚本は、日本アカデミー優秀脚本賞をはじめ数々の賞を受賞した『金融腐蝕列島・呪縛』(99年)をはじめ社会派作品を得意とする鈴木智氏と、刑事事件を担当する現役の弁護士で脚本家でもある柏谷周希氏のコンビが務める。

弁護士の祖父から英才教育を受け、超難関と言われる司法試験に史上最年少で一発合格した女子高生弁護士=JKBの桜木みやび(幸澤沙良)は、祖父との約束をはたしたことで上京することを許可され、東京の法律事務所で所長を務める祖母の下で見習いの新人弁護士として働くことに。そこで、みやびの教育係を任されるのが、大東演じるヤメ検(元検事)の先輩弁護士・早見新一郎。職務中に競馬をしていたことがバレて検事を辞めることになってしまったというどうしようもない一面もあるが、豊富な人脈を持ち、弁護士としては優秀だ。野心家でもある早見にとってみやびの教育係は不本意で、気が強くて真っ直ぐすぎるみやびとは度々ケンカもするが、いざとなると頼りになる存在で、良き相棒となっていく。

みやびの祖母で、みやびが上京して働くことになる桜木法律事務所の所長・桜木華を演じるのは黒木。華は関東弁護士会の会長を務め、権力志向が強く、日弁連の会長の座も狙っているという強者。仕事の敏腕ぶりはすさまじく、法律事務所には華の太客が多数いる。同時に、そのルックスからみやびに決して“おばあちゃん”とは呼ばせないというキャラクターだ。

■大東駿介(早見新一郎・役)コメント

本作への最初の印象は、女子高生と法律、弁護士という突飛な設定が面白いと思いました。実は、弁護士資格には年齢制限がなく、実際に高校生のうちに司法試験に合格した方がいらっしゃるそうで女子高生弁護士というのはドラマの中だけの話ではなく、本当にあり得るとのこと。脚本を担当されている柏谷周希さんは現役の弁護士で、すべてを知り尽くした柏谷さんがこの作品で伝えたいことにとても興味がありますし、楽しみです。

さらに本作の脚本を読み進めると、感情論では語れない“法”、倫理では割り切れない“青春”、このドラマのもっている2つの要素のその引き合った真ん中に、リアルな人間が見えてくるなぁと感じました。

私は弁護士を演じるのは初めてで、弁護士の仕事は常に人の人生の大きな出来事に立ち合う仕事だと思います。俳優の仕事とも重なるところがあり、とても興味深いです。人として、弁護士として未熟ながらも弁護士倫理に縛られず、素直に想いのままに人と向き合う女子高生弁護士・桜木みやびの物語を是非ご覧ください。僕はとなりでしっかり支えて行きたいと思っています。

■黒木瞳(桜木 華・役)コメント

出演のお話をきいて、深夜番組は面白い作品が多いので、楽しんで撮影に臨めるのではないか、とワクワクしました。『JKと六法全書』はとてもポップな作品で、私自身も今までと全く違うキャラクター作りができるのではないかと思います。法曹ドラマですので、真剣な部分と遊びの部分のメリハリを楽しみたいです。これから撮影が始まりますが、ケロケロも楽しみです(※詳細は本編をご覧ください)。

高校生が弁護士という意外性も楽しんで頂けますし、面白さの中にも、ご覧になられるお1人お1人が考えさせられるような要素も詰まっています。どうぞお楽しみください。

【編集部MEMO】幸澤沙良
2005年9月27日生まれ、神奈川県出身。2022年に「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」で応募総数5500人の中からグランプリを受賞。同年放送された同局のよるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』で女優デビューにして初主演を務めた。