――ひろこは超絶な力を発揮するスーパーヒーローですが、ご自身が手に入れられるとしたらどんな力が欲しいですか?
丸山:掃除する力が欲しいです。本当に掃除が苦手で、精神が乱れていると足の踏み場がたまになくなっちゃう時があるので。今年はきれいにしたいです。また、ひろこさんの怪力パワーも羨ましい。模様替えとかが一気にできそう。
渡邊:僕は料理ができるようになりたいです。包丁さばきがすごい! みたいな感じで。麻婆豆腐とか作りたいし、角煮も上手くなりたいです。
丸山:角煮を誰かに披露したいんですね? 誰に? 「お母さんに」とかはナシですよ。あ、すいません! 「丸山さんにです」とか言ってくれることを期待していました(笑)
渡邊:丸山さんです! と書いておいてください(笑)。
――撮影中に苦労したことやハプニングなどがあれば聞かせてください。
丸山:撮影が4日間しかなかったので、ほぼ平和でしたよね。
渡邊:はい。基本はみんな笑っていました。笑ってNGを出している感じでした。
丸山:あと、イナバウアーをした私を渡邊さんが抱えてくれるシーンがあるんですけど、そこで腰を痛めました。リハーサルからたぶん100回ぐらいやったのですが、すごく後ろに反るんです。顔の距離が近くて、皮膚の香りまでかいじゃったりするハプニングもありました!
――最後にドラマの見どころを教えてください。
丸山:すっぴんでも毎日頑張る女性たちが出てきて、誰かの背中を押してくれる作品になっているかと。私、幸せになっていいのかなとよく思うんですが、ひろこさんのフィルターを通した時、いろんな人と手を取り合いながら笑って幸せになっていいんだ、無条件にみんなそういう資格があるんだと思えました。皆さんにもそういうふうに感じ取ってもらえたらうれしいです。
渡邊:僕もそう思いますが、あえてプラスするなら、本作はプロデューサーさん(TBS入社4年目の國府美和)がすごく熱い思いを持って、初めて企画を通したドラマでもあります。全員が力を合わせて今回の作品を作ったからこそ、いろんな人の背中を押せる作品ができたんじゃないかなと思うので、そこも含めて観ていただけるとより楽しいんじゃないかなと思います。
1997年4月1日生まれ、北海道出身のタレント、YouTuber、女優。テレビ北海道文化放送『いっとこ!』や『新しいカギ』や『王様のブランチ』、『踊る!さんま御殿』、『サンデージャポン』などバラエティ番組で活躍。TVQ九州放送の冠番組『丸山礼の○○サークル』が2024年1月よりスタート。女優として『警視庁・捜査一課長2020』(20)や『#家族募集します』(21)に出演し、NHKよるドラ『ワタシってサバサバしてるから』(23)でドラマ初主演を果たした。
1993年11月21日生まれ、宮城県出身の俳優。2018年に『仮面ライダージオウ』で俳優デビュー。主なドラマの出演作は『チェイサーゲーム』(22)、『私のシてくれないフェロモン彼氏』(22~23)など。現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』では藤原頼通役を演じる。映画の近作は『ブラックナイトパレード』(22)、『わたしの幸せな結婚』(23)のほか、『三日月とネコ』が5月24日公開予定。
(C)TBS/撮影:加藤春日