お笑いコンビの千鳥が19日、東京・二子玉川ライズスタジオ&ホールで行われたテレビ埼玉(テレ玉)のバラエティ番組『いろはに千鳥』(毎週火曜23:00~)のDVD発売イベントに登場した。
第17弾となる番組DVD3巻(12,000円)の購入者約150人が参加したこのイベントは、4年ぶりの対面開催。冒頭から客席を練り歩くという企画で、「いらないいらない」(ノブ)、「練り歩きが一番恥ずかしいのよ」(大悟)と腰が引ける2人だったが、いざやってみると「客席に降りてみるとお客さんの感じも違うし、なんか大事かもしれん」(ノブ)と得るものがあったようだ。
さらに、観覧客が途中で帰ってしまうかもしれない心配から、イベント開始10分で客席をバックに記念撮影。観覧客による自由撮影タイムも設けられ、「恥ずかしいわ!」(ノブ)と嘆きながらも様々なポーズをとってみせた。
その後、番組収録が行われ、総合演出の岩津正洋氏が自ら足で稼いで発見した絶品料理店をプレゼンする「まだ予約の取れるレストランリサーチ」を実施。それぞれに魅力のある3店舗が紹介され、「これは最高や!」(ノブ)、「店の門構えとしては完璧!」(大悟)と大絶賛だ。多くの観覧客は夜ご飯を食べる前で飯テロを食らう状況に、大悟は「ようお客さんの前で酷なライブしとるな」と気づかっていた。この模様は後日、放送される。
イベント終了後には取材に応じ、ノブは「改めてファンっているんだなと思って、今日は朝からロケしてたんですけど、メイクとか何もしなかった自分をぶん殴ってやりたいです。あんなに温かい声援もらったのに」、大悟は「これぐらいの感じでお客さんに会えるんだったら、定期的に年に1回ぐらいやってもいいんじゃないかな」と感想をコメント。
番組は今年1月に10周年を迎えたが、ノブは「『THE MANZAI』で優勝できなくて、『ピカルの定理』が終わったときにスタートしたんですよ。だから、結構どん底の東京のときにテレビ埼玉さんに始めてもらったので、感慨深いですね」としみじみ。大悟は「普通は10年前の映像見ると“恥ずかしい、こんなことしてたんや”ってなるんですけど、いい意味でも悪い意味でも態度も一緒なんですよね。それが長続きした秘けつかなと思います」と分析した。
今や地上波全国ネットのゴールデン番組を何本も持ち、昨年夏には『FNS27時間テレビ』(フジテレビ)の総合司会も務めた2人だが、テレ玉の番組を続ける原動力を聞くと、大悟は「一番千鳥っぽいというか、素のままを見せれるのが『いろはに千鳥』かもしれない。どの番組もいいんですけど、60(歳)になってやってて一番面白いのは『いろはに千鳥』かな」、ノブは「実家みたいなんですよね。ゴールデンとか27時間のMCはハワイとかヨーロッパ旅行ですけど、やぱり実家が落ち着くなっていう感じです」と“ホーム”の意識を語っていた。