マイナビは2月13日、「マイナビ 2023年度 就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。同調査は1月11日~12日、大学4年/大学院2年以上で今年就職活動を終えた、もしくは現在活動中の子どもを持つ保護者1,000名を対象に、インターネットで実施した。

  • 結婚後は、夫婦で共働きをするほうが良いと思うか

子どもの将来の子育てに対する考えについて、結婚後は、夫婦で共働きをするほうが良いと思うか尋ねたところ、49.2%が「非常にあてはまる」「まああてはまる」と回答した。男性育休については、49.6%が「男性も育休を取得し子育てするほうが良いと思う」と回答し、ともに約半数となった。

しかし、男性の育休取得については保護者の性別によって10pt以上の差が見られた。保護者が女性の場合、55.2%~58%と半数を超えたのに対し、男性の場合は42%~43.2%と半数以下だった。

  • 育児に関しては、男性も育休を取得し子育てする方が良いと思うか(男女別)

子どもに「Z世代らしさ」を感じる点について聞くと、最も多かったのは「わからないことは誰かに聞かずにすぐにスマートフォンで調べること」(40.0%)だった。就職観に関するものでは「1つの会社に勤めあげるというイメージが少ない」(17.2%)、「大手企業にこだわらない」(16.3%)、「競争心がない」(14.8%)、「出世欲がない」(14.2%)、「長時間労働や休日出勤への抵抗感が強い」(10.9%)などの回答が多い。

  • 子どもに「Z世代らしさ」を感じる点

保護者と子どもの意識のギャップをはかるため、保護者が就職活動をしていた当時の風潮を尋ねたところ、最も多い回答は「転職は今ほどまだ一般的ではなかった」(46.1%)で、「長時間労働や休日出勤などは当たり前 」(44.8%)、「結婚や出産・育児のタイミングで退職する人が多かった」(42.4%)、「1つの会社に勤めあげキャリアアップを目指すことが当たり前だった」(41.5%)が続いた。

  • 保護者が就職活動をしていた当時の風潮

子どもの内定企業から「内定確認の連絡」(いわゆる「オヤカク」)を受けたか聞くと、52.4%が「受けた」と答えた。

内定先に関する意思決定の際に助言や意見を聞いた相手として最も多かったのは「父親・母親」(61.9%)だった。次いで「友人(学校内)」(23.9%)が多い。21.5%は「誰の意見も聞かなかった」と答えている。

  • 内定先に関する意思決定の際に助言や意見を聞いた相手