タカラトミーは2月13日、都内で「プラレール65周年『その想像を駆動させる』プロジェクト」を発表。新商品のプラレール車両を発売するほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)とのコラボ企画、SNSと連動した特別企画も展開する。発表会ではアンバサダーに就任した謎解きクリエイターの松丸亮吾さんが登壇し、幼少期にプラレールで遊んだ思い出を語るひと幕もあった。

  • タカラトミーが『プラレール65周年』の記念企画を実施する

■65周年の企画が盛り沢山

冒頭、登壇したタカラトミー 取締役副社長の富山彰夫氏は「プラレールでは、子どもたちの夢を形にしたい、子どもたちの想像力を”駆動”したい、そんな思いで遊びを作ってきました」と挨拶。自身も幼少期にプラレールで遊んでいたと明かし、レールがつながって電車が走ったときの喜びがある、だから子どもに長く愛されている、とアピールする。そして「今後も子どもたちの想像力をかきたてるような商品展開をしていきたい」と意欲的に語った。

  • タカラトミー 取締役副社長の富山彰夫氏

  • こちらは発表会場に特別展示されていた、プラレールの原型である「プラスチック汽車・レールセット」(1959年)

  • 初の実在する車両として発売された「プラ電動 夢の超特急ひかり号レールセット」(1964年)

65周年を記念したプロジェクトでは「鉄道の魅力」と「想像する楽しさ」をテーマに、年間を通じて様々な企画を実施していきたい考え。まずは新商品として、山形新幹線「つばさ」の新型車両E8系が2024年3月16日に運行開始するのに合わせ、同タイプのプラレール車両が入ったオールインワンセット『連結!E8系つばさ&トミカアーチ踏切セット』(希望小売価格6,380円)を3月16日に発売する。

  • 『連結!E8系つばさ&トミカアーチ踏切セット』を発売

  • こちらはイメージ。新レール「S字レール」も同梱する。(手前の、緑色の新幹線「はやぶさ」は別売り)

■JR東日本とのコラボ企画がスタート

JR東日本とのコラボ企画としては『JR東日本 プラレールスタンプラリー2024』を4月5日から6月2日まで開催。「10駅コース(首都圏)」では、スタンプが設置された首都圏の全22駅の中から任意の10駅でスタンプを押印してゴール店舗のNewDaysで600円以上の買い物をすると「プラレールオリジナル ラバーキーホルダー」(全3種・数量限定)が提供される。さらにアンケートに答えると抽選で200名に「プラレール65周年記念 E235系山手線クリアVer.」(数量限定)が当たる。

  • JR東日本 プラレールスタンプラリー2024が開催。首都圏エリアのJR東日本20駅と東京モノレール2駅にスタンプが設置される

  • 「プラレールオリジナル ラバーキーホルダー」(全3種・数量限定)

  • 「プラレール65周年記念 E235系山手線クリアVer.」(数量限定)

また「新幹線コース」では、福島駅、軽井沢駅、越後湯沢駅にスタンプを設置。首都圏の主な駅に設置するパンフレットを現地に持って行き、3駅のいずれかでスタンプを押印してゴール店舗のNewDaysで600円以上の買い物をすると「プラレール65周年記念 E3系新幹線つばさクリアVer.」の先頭車(福島駅)、中間車(軽井沢駅)、後尾車(越後湯沢駅)が提供される。

  • 「プラレール65周年記念 E3系新幹線つばさクリアVer.」。後尾車は連結仕様になっている

そしてスタンプラリー限定ヘッドマークを付けた「山手線プラレール号」が5月1日から15日まで運行する。こちらはJR東日本アプリを使うと走行位置がリアルタイムでチェックできる。このほか池袋・サンシャインシティで開催される「プラレール博 in TOKYO」には、本スタンプラリーと連動した特別スタンプも登場。このようにスタンプラリーと連携した企画を盛りだくさん用意する。発表会にゲストとして招待されたJR東日本の小川治彦氏は「お子さまにはプラレールというバーチャルの世界、鉄道というリアルの世界を行ったり来たりしながら、その想像力を駆動してもらえたら」と笑顔で話した。

  • 東日本旅客鉄道 常務執行役員 首都圏本部長の小川治彦氏

このあと、アンバサダーに就任した松丸亮吾さんが登壇した。松丸さんも、根っからのプラレール好き。幼少期の遊びに話題がおよぶと「もう兄弟4人で夢中でプラレールで遊んでいました。家中に電車を走らせていたんです。親にレールを買い足してもらって、プラレールを入れたバケツがひとつ、またひとつと増えていきました」と振り返る。

  • 謎解きクリエイターの松丸亮吾さん

「お兄ちゃんと相談しながら、試行錯誤しながらレールをつなげていきました」と松丸さん。想像力、発想力、協調性、立体を把握するセンスなど、子どもの感覚を育む玩具として「プラレールは最適の存在」としたうえで「いつか自分に子どもができたときに、一緒に遊びたいんです」と話した。

  • 限られたスペースで楽しむ”一畳プラレールコンテスト2023”のコンセプトで作られたジオラマ。松丸さんも驚いていた

なお、そんな松丸さんも参加する公式アンバサダー企画『プラレールからの挑戦状』も用意されている。アンバサダーが自身のYouTubeチャンネルまたはX(旧Twitter)にて、挑戦状にチャレンジする様子を配信するという内容。同じ挑戦状にチャレンジした視聴者からのSNS投稿も募集する。詳細はプラレール公式HPにて近日公開予定とのこと。

  • こちらは、松丸さんらと共に『プラレールからの挑戦状』にチェレンジする、筑波大学教授 三谷純先生の考案した幾何学プラレール