元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が7日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「赤星臨時コーチ行ってきました!!」に出演。キャンプを見て「想像以上にいい」と思った、阪神の若手野手について語った。
■赤星憲広氏、野口恭佑の打撃センスを絶賛
この日公開された動画では、阪神の春季キャンプについてトーク。同キャンプに臨時コーチとして参加している赤星氏だが、「あとはね、野口くん。あの子はいいよ」と切り出し、野口恭佑の名前を挙げることに。
2022年のドラフトにて育成1位で指名され、2023年シーズンでは二軍のウエスタン・リーグにて67試合に出場、打率.303、6本塁打、18打点という好成績を残した野口。この活躍を受けて、契約更改日の11月14日に支配下登録された。
そんな野口について、赤星氏は「スピードはそんなにないんだけど」「工藤(隆人)コーチが去年つきっきりで守備の練習をファームでさせてたらしいんです。『まだねえ、あれなんです……』って言ってて見たんですけど、意外に普通に守れるからね」と一定の評価。続けて、「で、バッティングがね、想像以上にいいね。彼、いいよ本当に」と述べつつ、「もっとボコボコ長打を打つタイプのバッターかなと。報道でも言われてたから、遠くに飛ばすって」「広角にめちゃくちゃ柔らかく打てるから。率も残せそうなんだよね」「あれはいいよ、本当に」と、その打撃センスを絶賛する。
また、練習の姿勢についても「どうしてもメディアって、この時期は『何スイング中何発』みたいなことばかり言うけど、そういうことじゃないんだよね」「野口くんもたぶん意識してるんだよ。遠くに飛ばせることは自分でも分かってる。だけど、第1クールの練習の仕方を見てた時に、すげえ考えてバッティング練習してるなって。右中間方向に強く低く遠くに飛ばそうとしてる」と高評価。
最後に、「これはちょっとなかなか面白そうな選手だなって。逆にさっき森下くんの名前出したけど、うかうかしてられないよ」「野口くんのバッティングの練習の内容とか、打球の強さとか見てたら、ノイジー、ミエセス、森下っていますけど、近本はもう決まりだけど、野口くん面白いよ」といい、外野手のレギュラー争いに加わる可能性も示唆していた。
【編集部MEMO】
『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』は、「LITEVIEW」アプリで毎週月曜(20:00~20:30)に放送されている音声番組。『Going! Sports&News』(日本テレビ系)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などで野球解説者として活躍する赤星憲広氏が、“ならでは”の野球トークを繰り広げる。番組には不定期でゲストも登場。これまでに、濱中治氏や八木裕氏をはじめとする阪神のOB選手や、オリックスのT-岡田や中川圭太らが登場している。公式YouTubeチャンネルでは、番組のダイジェスト版が毎週金曜に配信中。