多くの人が抱える髪の悩みの一つ、"白髪"。今回は、はぐくみプラスが発表した白髪の要因や黒髪に戻す方法など「白髪に関するあれこれ」を紹介していく。
■白髪になる要因は?
白髪といえば、年齢が高くなってから発生するというイメージがあるが、実は年齢関係なく、白髪が生えやすい頭皮環境があるというのはご存じだろうか? はぐくみプラスが実施した調査によると、年齢を重ねるごとに白髪が増える傾向がみられたものの、20代・30代でも気にしている人がいることがわかったという。
髪はメラニン色素が多いほど黒くなるが、毛根で作られたばかりの髪にはメラニン色素が含まれておらず、すべて白髪なのだそう。通常、メラノサイト(色素細胞)により作られたメラニン色素で色のついた状態で生える髪が、なんらかの要因で白い状態のまま生えてしまったものが白髪の正体になる。
白髪になる原因はさまざまだが、遺伝や加齢だけでなく、ストレスや食事といった生活習慣、さらには紫外線によるダメージが影響することも明らかになっているのだとか。
■頭皮の健康をチェック!
頭皮環境が悪いと白髪が増えるリスクも高まるという。次に、はぐくみプラスによる頭皮の健康チェックリストを紹介するので、チェックしてみよう。
□頭皮を指でつまめない
□側頭部をこぶしで押すと痛みがある
□頭のハチが張っている感じがする
□髪をまとめるのが好きで、よく結ぶ
□頭皮の色が茶色っぽい
□分け目はいつも同じ
□ヘアカラーをすると頭皮がひりつく
□最近フケが出るようになった
<チェックの数が1~2個>
頭皮状態は比較的健康。ストレスがたまったらすぐに解消できる状態にしておこう。
<チェックの数が3~5個>
少し頭皮が疲労しているかも。正しく洗髪し、マッサージを定期的に行おう。質の良い睡眠も忘れないようにしよう。
<チェックの数が6個以上>
早急な頭皮の改善をおすすめする。ストレスだけでなく、食べ物や運動などの生活習慣にも気を配ろう。
■白髪は黒髪に戻る可能性がある!?
・白髪は黒髪に戻ることがある
身体に起こることは100%遺伝によるものではなく、25%が遺伝、残り75%は食事や運動などの生活習慣を含むその人の周囲の環境だといわれている。これは髪に関しても同じ。ストレスなどで髪の毛に色を付ける細胞の働きが止まってしまった場合は、解消後再び色素がついた髪になることもあるという。
・白髪は遺伝するとは限らない
白髪は100%遺伝が要因ではないということが、近年の研究で判明しつつあるそう。ホルモンバランスを整えたりストレスコントロールしたりすることで、白髪が発生する時期を変えられる可能性がある。またストレスなどでメラノサイトの働きが止まってしまった場合は、解消後再び色素がついた髪になることもあるとのこと。
・白髪は抜くと増えやすい
白髪を見つけるとつい抜きたくなる人も多いだろう。でも無理な力で抜くと周囲の毛穴が炎症を起こし、白髪が生えやすくなってしまうこともある。なにより一つの毛穴から一生で生える髪の毛の本数は決まっているため、抜き続けるとその毛穴から髪の毛が生えてこなくなってしまう恐れもあるという。
・白髪は黒髪より伸びるのが早い
「白髪は他の髪より伸びるのが早い気がする…」、そんな経験をしたことはないだろうか? これは気のせいではなく本当に伸びるのが早いそう。理由は、白髪は黒髪に比べて中身の密度が低いからで、髪の内部に必要な色素を作る前に伸びるため、他の髪より早く伸びるのだとか。
■お風呂でできる白髪対策
頭皮の血行と白髪には深い関係がある。そこで最後にお風呂で簡単にできる白髪対策を紹介する。4ステップで時間はたった3分。頭皮マッサージで血行をよくして、髪に色素をつくるメラノサイトを活性化させよう!
・ステップ1:生え際
まず、指を髪の生え際に沿わせ、指の先を使って皮フを動かしながら小さく円を描くように頭頂部へ動かす。次にこぶしを作って、第1関節から第2関節の間の平らな部分をおでこの真ん中の生え際にあて、小さく円を描くように動かしながらこめかみまで動かそう。
・ステップ2:頭頂部
髪の分け目あたりに指の腹を置き、リズミカルに指を跳ねさせるように頭皮を刺激しよう。
・ステップ3:後頭部
襟足に両手の指の腹をあて、小さく円を描くようにクルクルと回しながら頭頂部まで指を滑らせる。
・ステップ4:側頭部
最初に手のひらで側頭部全体を包むようにし、指の腹を使って側頭部の皮ふを大きく円を描くように優しく動かす。次にこぶしを作って、第1関節から第2関節の間の平らな部分を耳の上にある骨にあて、小さく円を描くように細かく動かそう。