特定非営利活動法人AI電竜戦プロジェクト(理事長:松本 浩志)は、最新将棋AI同士がハードウェアをそろえた環境で対局を行い、その実力を競う「第2回マイナビニュース杯電⻯戦ハードウェア統⼀戦」の決勝トーナメントを2024年2⽉4⽇(日)から同年3⽉17⽇(日)にかけて開催する。第1回と同様に、今回も対局模様がYouTubeで無料配信される予定だ。

  • 2022年12月22日に開催された、前回のマイナビニュース杯電竜戦ハードウェア統一戦開幕局より。勝又清和七段が解説者として登場した

中継には、中村太地⼋段、千⽥翔太七段、鈴⽊肇⽒が登場!!

AIが一般的な関心事となって久しく、人類の知能を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)は何年後に訪れるのか? AIに仕事を奪われるのでは? など悲観的な憶測も飛び交う昨今。

AIの研究分野としても長い歴史を持つ将棋界では、2017年にはAIが当時の名⼈を破りプロ棋⼠と同等以上の棋⼒を持つようになったが、現在ではプロ棋⼠や将棋愛好家の将棋研究用途に幅広く利⽤されるだけでなく、「観る将」に⽋かせない評価値を算出するツールとして、棋界で活用されている。

現状、さまざまな将棋AIが存在し、その特性の違いを楽しむのも一興ではあるが、やはり将棋ファンとして気になるのは、結局、どの将棋AIが一番優れているのか? という点ではないだろうか。

当トーナメントは、ハードウェアスペックを揃えた環境下で、AI同士がぶつかり合うというガチな内容となる。そして、対局をわかりやすく配信するため、中村太地⼋段、千⽥翔太七段、『リボーンの棋⼠』の棋譜監修をつとめた鈴⽊肇⽒が解説者として登場、聞き⼿は真澤千星⽒(VTuber)が担当する。

  • (決勝トーナメント開幕局のサムネ画像より)2⽉4⽇の決勝トーナメント開幕局の解説に登場する、千⽥翔太七段。ロジカルでわかりやすい千田七段の解説で、開幕から盛り上がること必至だ

  • (棋士中村太地将棋はじめch『【雑談】最近面白かった対局を語るだけの会#7』より)3⽉17⽇の優勝決定戦に登場する鈴⽊肇⽒(左)と中村太地⼋段(右)。お二人のYouTubeチャンネルと同じノリで、同日も解説が展開される模様。こちらも楽しみ

開催日時、配信URLは以下のとおり。

第2回マイナビニュース杯電⻯戦ハードウェア統⼀戦 決勝トーナメント開幕局

配信URLはこちら
・解説 千⽥翔太七段
・聞き⼿ 真澤千星(VTuber)
・2024年2⽉4⽇21時から配信開始予定
・予選4位「ケルンバ」 vs 予選5位「氷彗」
※上記開幕局以外の全試合においてもプロ棋⼠(千⽥翔太七段)による解説付きのLive配信が電⻯戦公式チャンネルにて⾏われる予定

第2回マイナビニュース杯電⻯戦ハードウェア統⼀戦 優勝決定戦

・配信URLは近⽇電⻯戦公式チャンネルにて発表
・解説 中村太地⼋段、鈴⽊肇氏
・聞き⼿ 真澤千星(VTuber)
・1局⽬ 2024年3⽉17⽇13時から配信開始予定
・2局⽬ 2024年3⽉17⽇16時から配信開始予定(1局⽬の状況により前後する)
※先⼿と後⼿を入れ替えて対局。表裏で決まらない場合は、先⼿は持ち時間⼊札制による決着局を行う

⼤会に利⽤されるマシン

・機種 GALLERIA UA9C-R39(サードウェーブ 提供)
(以下、スペック)
CPUインテルCore i9 12900K
GPUNVIDIA GeForce RTX 3090
メモリDDR5 SDRAM 128GB
ストレージ1TB Gen4 NVMe SSD

⼤会の協賛・協⼒

株式会社マイナビ
インテル株式会社
株式会社サードウェーブ

表彰、賞⾦

・優勝 50万円
・準優勝 20万円
・3~4位 各7万円
・5~8位 各4万円
・特別賞真澤千星賞 10万円(アクシスの対局実況 提供)
※賞⾦総額は上記110万円だが、今後の寄付状況によって増額される可能性あり

決勝トーナメント参加チーム

・⽔匠
・せんとくん⼆号
・やねうら王
・ケルンバ
・氷彗
・BURNING BRIDGES
・Li-VENGE
・Grampus
詳細はこちら

寄付の募集

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