互いの10年後の未来予想図

――素晴らしいお言葉ありがとうございます。では、タイトルの“未来”にかけて、10年後、相手がこんな人になっていそうだという、未来予想図を教えてください。

萩原:もっとパワフルになってそう。今よりももっと元気になってそうな気がします。

早見:これ以上? 迷惑じゃない?(笑)萩原さんは、30代を迎えて、厚みのある男になるんじゃないでしょうか。

萩原:厚みですか? 本当に思ってます?

早見:思ってる思ってる! これからの10年で、いろいろなことを経験すると思うんです。今もたくさんお仕事をされていて、もしかしたら波に飲まれながらやっている部分もあるかもしれないけど、その経験を活かして、もっとかっこいい男になっていくんじゃないかな。

萩原:本当ですか? 自分で自分の10年後を予想すると、何も変わってないんじゃないかって思うんです。今も、10年前とあまり変わっていない気がして。

早見:そこは変わっとけ!(笑)今もすごく素敵ですが、さらに厚みのある人になっていてほしいです。

萩原:厚み、持ちます!

――早見さんは「今よりもっと元気になってそう」と予想されていましたが。

早見:自分も疲れちゃうし、まわりも疲れさせちゃうので、これ以上パワフルにはならなくていいかな。

萩原:自分としては、どうなっていたいですか?

  • 萩原利久

早見:若い頃はもっと尖っていて、冷たい人間だったんです。でも、大分優しい人間になれたので、もっと人に優しくなっていたいです。

萩原:……冷たい人間だったんですか!? 想像できないです。

早見:小学校の頃の友達に久々に会うと、「本当に丸くなったよね」って言われるぐらい、人に興味のない冷たい人間だったみたいです。

萩原:でも、僕も言われます。「昔は賢かったよね」って。

――それはちょっと方向性が違うような(笑)。

早見:冷たい人間が優しくなるのと、賢い人間が賢くなくなったって言われるのは違うよ(笑)。

  • 早見あかり

『めぐる未来』3話から新展開

――では最後に、先週放送された2話は、めぐるが刺されて、未来が数分前にしか戻れず、「もう、救うことはできないってことかよ」という展開で幕を閉じましたが、3話の見どころをお願いします。

萩原:2話のラストで過去に戻れないシチュエーションになって、これまでとは違うフェーズに入っていきます。どこまで話していいのか分からないですけど、とにかくぐっと展開が変わるので、見逃さず隅々まで見ていただきたいです。

早見:1話、2話で、「タイムリープサスペンス」とはどういうことなのか、そしてめぐると一緒に働く人たちが皆怪しく見えるという説明ができたので、これまでのことを踏まえた上で今後どうなっていくのか、考察して楽しんでもらえたらと思います。

萩原:すみません、何も具体的なことを言えなくて。でも、登場人物がしっかりと頭に入っていると、よりいろいろなことが見えてくるのかなと。

早見:話せないことが多すぎるからこそ、復習して、情報を整理した上で見てもらえたら。ドラマ化するにあたってより膨らませている部分もあるので、原作ファンの方も、どう違うのかチェックしていただけたらうれしいです。

  • 萩原利久

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  • 早見あかり

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■萩原利久
1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年デビュー。2016年に『イノセント15』で映画初主演を果たす。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年)、『美しい彼』(21年~)などで注目を浴び、若手の実力派俳優として活躍中。近年の映画出演作に『おとななじみ』、『キングダム 運命の炎』、『ミステリと言う勿れ』(23年)、ドラマ出演作に『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(22年)、『月読くんの禁断お夜食』、『真夏のシンデレラ』、『たとえあなたを忘れても』(23年)など。
■早見あかり
1995年3月17日生まれ、東京都出身。2014年、NHK連続テレビ小説『マッサン』に出演。同年、映画『百瀬、こっちを向いて。』にて長編初主演を務める。近年の主な映画出演作に『シン・ウルトラマン』(22年)、『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』、『ミンナのウタ』(23年)、ドラマ出演作に『ハマる男に蹴りたい女』、『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』、『風間公親-教場0-』、『王様に捧ぐ薬指』、『転職の魔王様』、『何曜日に生まれたの』(23年)など。公開待機作に映画『あんのこと』(6月7日公開予定)がある。