ワークス・ジャパンは1月24日、2025年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生に向けて実施した就職希望先調査の結果をもとにした「2025年卒大学生就職人気企業ランキング」を発表した。調査期間は2023年4月17日〜11月30日、有効回答数は2万2,495票。
まず、文系総合ランキングでは「伊藤忠商事」が昨年に続き1位となった。2位には「住友商事」、3位には「三菱商事」、4位には「三井物産」がランクインし、総合商社が上位を占める結果となっている。
「業務の幅広さ」「グローバルビジネス」といった従来の総合商社のイメージにくわえ、学生のキャリアイメージ醸成に寄り添ったインターンシッププログラムを実施している点も共通しているとのこと。
総合デベロッパーでは、7位に「三井不動産」、10位に「三菱地所」がランクイン。損害保険では「東京海上日動火災保険」が5位となっている。
また、6位に「三井住友銀行」、8位に「三菱UFJ銀行」がランクインするなど、メガバンクにも勢いが見られたほか、「日本航空」が昨年の25位から12位に大きく上昇している。
理系総合では、「ソニーグループ」が1位、「NTTデータ」が2位となり、昨年のランキングから1位と2位が入れ替わりを見せている。
そのほかには、「トヨタ自動車」や「富士フイルム」「富士通」「日立製作所」など、DXや最新のテクノロジーを通してものづくりに取り組む企業が支持を集めている。
11位と12位には「伊藤忠商事」「三菱商事」といった総合商社もランクインしており、文系を多く採用していた企業も積極的に理系採用を進めている事が伺えた。