マイナビは1月15日、「マイナビ 大学生低学年のキャリア意識調査(26・27年卒対象)」の結果を発表した。同調査は2023年12月15日~21日、大学1・2年生の男女1,022名を対象に、インターネットで実施した。
卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性について聞いたところ、59.5%が「決まっていない(全く+どちらかといえば)」と回答した。理由は「これだというものに出会えていないから」(47.5%)が最も多く、「(方向性を定める)やり方が分からないから」(32.2%)と続いた。
将来について不安に感じていることを聞くと、74.2%が「お金に対する不安」と回答した。将来最も不安なことを一つ選んでもらった結果も「お金に対する不安」(34.5%)が最も多い。将来に関することで現在学んでみたいことでも、「お金について」(66.7%)が最も多かった。
成人年齢の引き下げによって従来よりも早く成人になったことへの印象について尋ねたところ、「メリットの方が多いと思う(どちらかというと含む)」(37.2%)が、「デメリットの方が多いと思う」(29.3%)を上回った。
メリットの方が多いと思う理由は、「一人暮らしをするときに制限がなくなった」「自分で契約できることがあり、責任感が伴うようになった」などで、デメリットの方が多いと思う理由は「大人としての責任を問われるということになるが、教育活動が追い付いていないと思う」「自分で契約を結べるようになったことによるトラブルがある」などだった。