ユーグレナは1月11日、「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を発表した。調査は2023年12月、ユーグレナ・マイヘルス遺伝子解析サービスにおける、5万7,449人のゲノムデータから、「勤勉性が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出した。

  • 「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」

    「勤勉性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」

「勤勉性が高めの遺伝子タイプ」の人の割合が相対的に高い都道府県は、1位「徳島県」、2位「鹿児島県」、3位「沖縄県」、4位「香川県」、5位「宮崎県」、6位「山梨県」、7位「茨城県」、8位「高知県」、9位「岐阜県」、10位「富山県」という結果に。「東京都」は21位だった。

また、今回の調査で遺伝子解析項目「勤勉性(SNP:rs1501672)」に関して、日本人における遺伝子型の割合は、「勤勉性が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」が30.7%、「一般的なタイプ(遺伝子型:CT)」が49.3%、「勤勉性が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」が20.0%だった。

人種別にみると、「勤勉性が高めのタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する割合が高い順に、「ヨーロッパ集団」(73.8%)、「ラテンアメリカ集団」(66.8%)、「南アジア集団」(64.6%)、「アフリカ集団」(61.3%)、「アジア集団」(31.4%)、「東アジア集団」(27.9%)となり、欧米人の方が日本人よりも勤勉性が高めのタイプが多いことが明らかに。

一方、「勤勉性が低めのタイプ(遺伝子型:CC)」に該当する割合は、「ヨーロッパ集団」や「ラテンアメリカ集団」など欧米人が3%前後であるのに対して、日本人を含む「東アジア集団」や「アジア集団」は20%前後だった。