神奈川県藤沢市は、JR東海道線の藤沢~大船間で2032年頃の開業をめざす「村岡新駅(仮称)」周辺地区での官民連携による研究開発拠点の整備に向け、東急不動産と三菱商事都市開発を事業検討パートナーに選定した。

  • 村岡新駅(仮称)駅舎イメージ

  • 村岡新駅周辺エリアのイメージイラスト

村岡新駅(仮称)周辺地区は藤沢市の東端に位置し、東海道線の藤沢駅から東に約2km、大船駅から南西に約2.6kmの場所に駅が設置される。藤沢市は新駅周辺地区に「先進的な研究開発、生産、業務機能が集積した広域に発信する研究開発拠点」を設ける方針。同地区に多くの産業施設が立地し、御霊神社など地域資源や緑地もあることから、これらの特性を生かしたまちづくりを行うため、公募を経て東急不動産と三菱商事都市開発の2社を事業検討パートナーに選定した。

事業検討パートナーの2社は今後、研究開発拠点の整備事業を実施する事業者を選定するための公募条件作成に向け、藤沢市と競争的対話を行い、民間事業者から最善の提案を引き出せるよう協力するという。